はい、引き続き聖天薬局の綾子さんに質問しまくります。
大阪出張3回シリーズ最終回です。
なちゅRe:顔を洗うジェル化粧水が角質培養過ぎる.3←この記事
まずは櫻田が最近気に入ってほぼ毎日やってるNO.3のパック。
たっぷり塗りつけてます!
最初は化粧水コットンパックと同じかなと思ってやってなかったんですけど、
これを朝晩やってるという60代のお母様のすっぴん美肌を見て決行。
毎晩入浴後にやろうと思ったのですが、濡れた髪をターバンやクリップで押さえると、
跡が付いてしまうし、そのままでドライヤーなんてかけたら、ジェルに髪がつきまくるし。。
で、こんなラップをしてドライヤーしてます。
これを発明(笑)するまで時間がかかり、2014年になってやっと毎晩やり始めました。
櫻田は美白効果はそんなに感じなかったのですが、肌の保湿力が上がった!
この乾燥激しい時期(1月)に、美容皮膚科のいつもの看護士さんに、
きちんと保湿して下さってるんですね~、前より肌が柔らかくなってます。
何されたんですか?
とか言われちゃいました。
そこで「いや別に何も・・・」とか言ってしまったんですけど(笑)
そんなNO.3のジェル状パックのQ&Aです。
若干マニアックなQ&Aです。
NO.3はあたためて使えますか?
櫻:私は毛穴の汚れが気になるので、もしNO.3があたためて使えるなら、
より毛穴の汚れが取れそうだなぁなんて思っているんですが・・
綾:思ってもみない質問です!
特に問題ありませんが、電子レンジで温めると気泡ができて
爆発することがあるので注意して下さいね。
品質には問題ありませんよ。
また、容器は別容器に移してください。
できれば一回毎に湯煎するのが一番良いですね。
櫻:湯煎・・・そうですよね・・・でも面倒くさいのでチンかな(笑)
ほんと、どんだけ面倒くさがりなのよー。
NO.3は紫外線対策効果があるんですか?
綾:薬理作用、というイメージではないんですよ。
NO.3の3つの効果が紫外線を受けた肌に、
・肌にたっぷりの水分を与える
・肌を鎮静させる
効果があり、しっかり鎮静・保湿することで、色素は沈着しにくくなります。
そもそも、正常なお肌は紫外線が肌の奥まで届きにくいんです。
干物で言うと、生のお魚より干物の方が火の通りが早いですよね?
ダメージの受け方が違うんです。
その正常なお肌を作るため
櫻:「干物肌」の人は「ぴちぴち生肌」の人より紫外線のダメージを受けやすいんですね。
櫻田ヤバっ(笑)
干物肌からぴちぴち生肌に導いてくれるのがNO.3のパックと。
結果として紫外線に強い肌を作り、
さらに紫外線から受けたダメージも軽減してくれるんですね。
綾:そうですね。
また、実際初めて使う方だと、塗ってしばらくおくとパックが濁ることが多いんです。
皮脂とか汚れが吸着されるんですね。
櫻:さらに厚くたっぷり塗ったNO.3の浸透圧の力で、
水分も補給されて肌に透明感が増すと。
—– ここからいよいよ、聖天薬局さんのポリシー的なお話になります!
徹底してノンオイル その理由は?
綾:なちゅRe:はすべてオイルフリーです。
でも、「油=悪」ということではないんですよ。
油は手軽に保湿感が得られるので、多くの化粧品に入っています。
本来肌には、水分と油分が適切にないといけないのですが、
油分が含まれた保湿剤をつけると、潤った気分になるけれど、
実は水分が不足していてそれに気づかないことがあります。
そうすると、本来健全でない状態のままでいてしまうことになるんです。
櫻:インナードライとか、そういうことも起きやすくなってしまうんですね。
綾:また、油自体が酸化されやすい性質を持っていますが、酸化した油は肌に良くない。
だから、化粧品に油を入れようとすると、
必然的に酸化防止剤を入れる必要が生まれます。
さらに、水分と油分を混ぜるための、
乳化剤としての界面活性剤も入れる必要があります。
櫻:肌の健康とは関係のない、余分なものを入れなきゃいけなくなるんですね。
綾:はい。また、皮脂を作る能力が、油分を塗ることで弱まってしまう可能性があります。
肌は恒常性という機能があるので、
いつも肌の表面に油分があると安心させてしまうと、
自分で皮脂を出さなくなってしまう可能性があるんです。
櫻:恒常性で思い出しましたが、洗顔後なにも付けない時間を置いた方がいい、
という話を聞いた事があります。
肌の機能をトレーニングして、正常な皮脂の分泌を促すという。
肌が健康な時に限るというものですが。
綾:一般論として、アルカリ性の洗浄料を使った後に、
早く肌を弱酸性に戻してあげた方がダメージが少ない、
というのがスキンケアの基本だと思います。
ただ、洗浄を何でするのかでも変わって来ますね。
洗浄力の弱いものですと、そもそもアルカリに肌が傾かないので、その必要もないし、
逆ですと、やはり早く弱酸性に戻してあげた方が良いと思います。
櫻:石鹸でがっつり洗顔するなら、早く弱酸性に戻してあげるために
化粧水を早く付けた方がいいということですね。
チマタで良く言われる「油分でフタ」って正しいんですか?
綾:水分って蒸散しますよね。
水分を塗って後から油分を塗っても、お肌の上で混じり合って、
水分は蒸散するんですよね。
別に、ラップのようにピタッとするわけじゃないので。
櫻:変なイメージができてますよね、油分でフタって何度も言われているから・・
でもやっぱり、油分を塗っていないと乾燥しちゃうかも!って思ってしまう。
自分の皮脂膜を自分で作れる肌を目指すのが大切なのは分かるんですが・・
綾:これまでどんなケアをしてきたのか、どんなスキンケアをして来たのかによって、
感じる事も違うと思うんですよね。
愛用者の方には70-80代のお姉様もいらっしゃって。
すごい潤うのよっておっしゃってる方もいらっしゃいます。
櫻:お姉様(笑)
そうそう私たちまだピチピチの子供ですよね、お姉様から見たら(笑)
綾:そうそう(笑) それなのに、30-40代の方で干物肌の方多いですからね・・
お姉様方に負けてます(笑)
自分で取り過ぎちゃってるんじゃないかと思うんですよね。
櫻:はい、干物肌、反省!!
#はいっ、これ読んでる干物肌の方も、反省ですよっ!!
あまり取らずに、あまり与えない化粧品? 沢山取って、沢山与える化粧品?
綾:なちゅRe:シリーズ全てに言えることですが、
全体的に薬理作用でどうのこうのって話ではない。
汚れを落とす作用も物理的なものです。
思想的には、適切に肌に水分を与えて落としすぎず、
肌が健全になるのを助けるというものです。
オイルフリーなのも、皮脂の分泌も促し、
肌が自分の力で健康力を高めるようにしています。
お肌のサイクルを正常にして、お肌の健康力を高めることで肌は美しくなります。
お肌はターンオーバーをしっかりすればきれいになるんです。
でも、そういったスタンスで化粧品を作っているところは少ない・・
そんな中、こずえさんの角質培養ブログを拝見して、
思想的に共感できるなと思いました。
櫻:私たちもそんな化粧品との出会いを探しているんですよ、なかなかないですからね。
今回はお声を掛けて頂いて、嬉しかったです!
綾:このNO.3に薬理作用はないので、使っていて母のシミが消えたのも、
ターンオーバーが正常化されて、肌の健康力が高まったから、
その結果シミやソバカスが消えた、と考えています。
もちろん、この製品自体にそのようなシミソバカスをどうにかする作用が
あるわけではないんですが。
櫻:この製品って「あまり取らずに、あまり与えない。」ですよね。
地味な感じ、ですよね・・・
化粧品として宣伝するには、あまりにも乙女心に響かない(笑)
肌ががんばれる環境を用意してあげることが、本当の美肌への正しい道なのに・・
自分達がやっている「沢山取って、沢山与える。」という、肌にとっては余計な事に、
無駄にお金を投資していることにもっと沢山の人が気づいて欲しいです。
綾:何を選ぶのかというのは、人によって基準は違いますよね。
今すぐにきれいになりたい、と言うならば、選択肢は変わって来ますね。
櫻:それで将来の美しさを台無しにしていたとしても・・
綾:美しさの種類は人によって違うと思うんです。
弊社としては、自然に健康になる、その延長線上にある美しさを目指しています。
結局、汚れや皮脂も取り過ぎず、保湿も適度にしてあげて、与え過ぎない、
お肌にちゃんと皮脂を出してもらう。
そういったケアでお肌が健全な機能を回復すれば、ターンオーバーが正常化され、
その結果としてお肌のキメが整い美しくなります。
その美しさは、お肌が健康になった結果としての美しさなんです。
櫻:あぁ、まさに角質培養的発想です!
こんな地味なことを真剣に考えて下さっている化粧品屋さんって、
いらっしゃるんですね、嬉しいです!
櫻:そういえば、NO.3パックをしていると、毛穴の汚れが白く浮いて見えて来るんですが、
洗い流しても残っていて気になるんですが・・・
綾:ごしごし取りすぎてはだめですからねぇ。。でも、必ず少しずつパックに溶けて、
パック自体が白く濁ってますよ。
櫻:取ったジェルに何か付いていないか、濁っていないか、今度見てみますね。
綾:実際ジェルの透明度が下がってますから、やってみて下さいね。
全成分表示や口コミではなく、自分自身で判断を!
綾:確かに全成分表示で配合成分と量の順位は分かりますが、その比率までは分かりません。
例えばシャンプーで、アミノ酸系の洗浄剤がいいとか言われていますよね。
確かに高級アルコール系等と単純に比較すれば、こちらの方が優しいかもしれません。
しかし、洗浄力が強いとか言われている硫酸系を少量使用して、
それで洗浄力がカバーできるから、他に保湿剤や他の有効成分を入れられる。
一方、アミノ酸系をアピールするもので、洗浄力が弱いからすっきり感が出せなくて、
他の界面活性剤を入れながらも「アミノ酸系」と言っているものもある。
出来上がった最終的な商品を体感しないと、実際のところ分かりません。
櫻:ノンパラベン、ノンシリコンも同じように、危険な判断の仕方だと思います。
櫻:ノン**というのがブームになるのは、
今の化粧品に騙されているんじゃないかと思っている人が多いからだと思います。
しかし頼れる指標もないし、頼れる人もいない、
という現実があるから、成分表示に頼るしかない。
誰かがそういうのを相談を受けてくれればいいのに・・・
と思ってこうしてインタビューしてるんですが。
綾:でも、売る側が言うと、営業でしょ?となってしまうんですよね(笑)
だから、一消費者の立場からのコメントはとても有り難いです。
櫻:ただ、私が怖いのは、私はアトピー体質だし、ホルモンバランスも悪いし、
私に良いモノが、すべての人に当てはまるとは限らないという事です・・
綾:私も同じで、この商品はいいと心底思っているけれど、すべての人にいいとは限らない。
本来はその人の肌を一番良く知っているのは、その人本人なんですよね。
櫻:そう、そうなんですよね・・・
綾:それこそ、こずえさんが気に入った良いものだからといって、
こずえさんと他の人の肌がイコールという訳じゃない。当たり前だけど。
本当は自分の肌に一番良いものはなにか、というものをしっかりお考えの上で、
肌の調子を見ながら探って行く、というのが大切だと思います。
今はそこまで肌の悩みはないんですけど、
昔はいろんなパックや○○法にチャレンジしながら、
何がいいのかを探って行く、というプロセスを辿りました。
いろんな人がこれはいいって言うけれど、
自分の肌で試してみないと本当のことは分からない。
結論は、このなちゅRe:シリーズであり、「取りすぎず、与えすぎず。」です。
また、なちゅRe:の使い方も書いてはいるけれど、
多くの人にダメージがおこりにくいであろう、良いであろう、
という使い方をスタンダードにせざるを得ないんですよね。
本来は肌が汚くなってきた、脂ぎってきた、と思ったら洗う、というのがベスト。
櫻:自分で考える、自分の肌に聞くというスタンスですね。
綾:そうですね。自分の基準を持つというのは、難しいのかもしれませんが、
シンプルに考えてみると良いと思います。
前の晩に、ざるそばを食べたのか、天ぷらそばを食べたのかで、
朝の状態って違うじゃないですか、すごく単純に。
なちゅRe:はオイルフリーでシンプルで、
その人の肌にあった使い方ができると思います。
櫻:水洗顔派の方も、皮脂の状態や昨晩のおかずに応じて(笑)、
石鹸+NO.1なのか、だけか、水洗顔か、と使い分けることができますね。
身体も肌も健康に
綾:また、お肌のことだけのことを考えていても、
身体全体としての健康も考えないといけない。
特に食べ物について無頓着な方が多いと思います。
吹き出物が多いから果物でビタミン取ろうとか、
腸の調子が悪いから発酵食品を取ろうとか、
そういうコントロールしていると病気になりずらいはずなんですけど、
食べ物というとても大切なものをおろそかにして、
調子が悪くなったらすぐお医者さんに行く、
という傾向は、薬局で働く者としていかがなものかと思います。
本来は病気になる前に、病気にならない身体作りをするのが一番の基本で、
食べ物は病気にならない身体作りに、非常に重要な役割を担っています。
櫻:お肌だけを綺麗にしようとしてもダメなんですよね・・
お肌の研究をしていると、美白するには、毛穴を小さくするには・・・
って、ずーっと突き詰めて行くと、
バランスの良い食事、睡眠、ストレス解消、適度な運動とか言う、
地味だけど揺るぎない結論にたどり着いちゃうんですよね・・
綾:単純に便秘とか、すごく良くないし。
腸の状態ってすごく重要なんですよねぇ。
皆さんお忙しいから、すぐ治る、というのを好まれるんですけど。。
お肌には、皮膚ストレスを最小限に抑えてあげることが大切だと思います。
洗浄力の強い洗顔による、アルカリ・弱酸性・アルカリ・弱酸性・・・の繰り返し。
これは皮膚にとってストレスになり得ます。
取りすぎず、汚れたままでいず、適度に保湿。
櫻:あー、やっぱり地味な感じ(笑)
綾:すっきりさっぱりという感覚って、人間は気持ち良いと感じますよね。
毛穴すっきりパックも楽しいですよね(笑)
やったのは、もう、ずいぶん前のことですけど・・・
櫻:はい、もうしません!たまにやりたくなりますけど(笑)
綾:取りすぎず、しかし汚れたままでいず、適度に保湿、皮脂は自力で!
櫻:それがお肌自身が健康になるための秘訣ですね。
そして、ななちゅRe:はそれをお手伝いするスキンケア製品だということですね!
と、若干強引にエンディングに持って行ったのは、お昼の時間を回っていたから(笑)
この後2人で近所にランチにしに行きました♪
終わりに
あまり取らずに、あまり与えない化粧品。
情報に流されず自分で考える。肌の健康は身体の健康から。
美容大好きな女性が見向きもしないようなことばかり、綾子さんはお話しされます。
しかも、「全体的に薬理作用でどうのこうのって話ではない。」
って、化粧品としてどうなの?って本気で思ってしまいました、一瞬。
でも、そんな考えだから、肌が自分で美しくなろうとする力をダメにしてしまっている、
我が子のやる気を削ぐ教育ママみたいなことになってるわけですよね。
ターンオーバーの正常化に全力を注ぐ、肌の力を助けることだけに注力する、
この○○成分が△△に働きかけてすぐ美肌、とかではないけれど、
(いや、NO.3は結構すぐ効きますけど)
それで肌が正しいステップを踏むようになって、良いサイクルを作るようになる、
そんな地味な化粧品、ブレない思想を持った化粧品(20年以上のロングセラー)が、
もっともっと世の中の美肌を求める女性に広まればと願ってやみません。
あなたの肌から大切なものを沢山奪い、余計なものを沢山与える化粧品は、もうやめましょう。
なちゅRe:顔を洗うジェル化粧水が角質培養過ぎる.3←この記事
★ 櫻田読者特典 ★
・「NO.1、NO.4、NO.3 お試し3本セット」
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