角質培養には明確な限界があります。
そして、万能でもなければ、誰にでも効果があるワケではありません。
今回は特に「ハードな角質培養をすればするほど、その分肌はキレイになる!」
と考えていらっしゃる方へ、角質培養の限界についてお話しさせて下さい。
早速ですが、角栓を溜めれば溜めただけ肌がキレイになるというのは間違いです。
溜まってしまうのは肌が未熟な証拠、という結果に過ぎません。
そうならない肌を育てて行くのが、角質培養です。
こすらないMさんの場合.3 サッポー先生の見解
https://keananobaka.com/blog-entry-557.html
角質培養の限界=その人それぞれの美肌限界
人にはそれぞれ持って生まれた美肌の限界値がある。
そこから減点法で肌の状態が決まるが、その係数も各々異なる。
角質培養は自分の肌が持つ最高の美しさを実現するスキンケア理論と考えています。
つまり「自分の肌が持つ最高の美しさ」を越えることはできません。
そして、肌は減点法で状態が決まるので、その減点を限りなくゼロに近づけ
肌が本来持つ力を最大限に発揮してもらうというのが、基本的な考え方です。
そして、肌が本来持つ最高の美しさ、というのは、体質的にかなり決まっているようです。
同じ量を食べても太る人と太らない人がいるように、髪の太さや量が違うように、
ジャンクフードを食べていても美肌な人とブツブツだらけの人がいるように、
紫外線を浴びても、黒くカサカサになる人と、殆ど変わらない人がいるように。
櫻田が肌や身体の勉強をし、さらに角質培養を実践して感じたことです。ま、遺伝だよね。
身体の様々な調整は「ホルモン」が司っていることが多いのですが、医学を持ってしても、他の部分に影響を及ぼさず安全に調整するのは非常に難しいようです。
ましてや、スキンケアや民間療法で及ぼせる影響など、焼け石に水未満と考えます。
櫻田の毛穴は、角質培養では現状維持が限界
毛穴の大きさはほぼ遺伝で決まっていると思います。
毛穴が大きく見えてしまうのは、開口部の角化異常と言われています。
その異常を引き起こす主犯格は、皮脂です。
皮脂の分泌は大方ホルモンによってコントロールされています。
思春期にホルモンバランスが大きく狂う、という遺伝で決められた体質が、皮脂の分泌を促し、角化異常を促進し、ろうと状の毛穴を作ります。
もちろん、毛穴を大きくした原因は他にもあります。
その主なものが「よかれと思ってやった毛穴ケア」です。
繭玉でこするとか、光速回転するナイロンブラシで洗うとか、無茶苦茶吸引するとか、
毛穴すっきりパックするとか、酵素洗顔を毎日するとか、スクラブするとか、
そういう「剥がしたり、こすったりするケア」です。
それが肌にNGな理由はこのブログで何度も説明しておりますが、同じように、毛穴は肌の一部ですから、毛穴にももちろん良くありません。
ハリのない未熟な角質層が作る毛穴は、ハリがなく、乾燥し、角栓がたまりやすく、炎症しがちで肌が育ちません。
そこで、トラブルが起きないよう、刺激を出来る限り減らし、スキンケアを「肌が自分自身で美しくなるようサポートする」レベルに落とせば、肌は自然に「自分の肌が持つ最高」の状態にまで戻ると考えています。
櫻田は、何もしないと角栓がもっこりと溜まってしまうような肌でしたが、今はこすらなくても昔ほど溜まりません。
(角栓が溜まるのは肌が未熟な証拠というサッポー先生のお話しから、少しは育ったのかなと)
でもそう、そこまでが櫻田の美肌限界です。
スキンケアで影響を及ぼすことのできない皮脂の分泌が汚毛穴の根本原因であり、
それは止まらないので、毛穴がキュッと小さくなったりはしないのです。
角質培養で肌がキレイになる人、ならない人
さて、どんな人が角質培養で肌がキレイになるんでしょうか。
現在の自分の肌が、美肌限界値よりも大幅に低い人、で、
それは「間違ったスキンケアをしている人」に多いと思います。
あれですよあれ、例え話ですけど、本当は可愛いのに、
ヘンなメガネかけて髪型グチャグチャでノーメイクの子、のことです。
コンタクトにしてちゃんとヘアメイクしたら、あら本当は可愛いんだって。
つまり、本来持っている素質を活かせていない、台無しにしている人です。
その「メガネかけて髪型グチャグチャでノーメイク」は、お肌の場合は「間違えたスキンケア」となります。
玉石混淆の美容情報、より沢山のより高い化粧品を買わせようとする、化粧品会社の怪しいキャッチコピーが溢れる中、自分の美肌を台無しにするようなスキンケアをしている人が多いと思います。
本当はそれなりの肌なのに、肌に刺激のあるメイクをして、強いメイク落としでゴシゴシ落とし、ピーリングを毎日やり、角栓を押し出し、紫外線ケアをし過ぎていれば、そりゃぁ、肌もお疲れ汚肌になりますって。
そういうお節介を止めれば、肌は自分で肌を美しく保ち、結果として「美肌限界値まで」肌は回復するよね、というのが、角質培養です。
だから、昔からあまりスキンケアしていなかった、肌を苛めていなかった、という人には、何の効果もない可能性が高いです。
なぜなら、現状がほぼ美肌限界値であることが予想されるから。
どんなスキンケアも「美肌限界説」を越えられないのでは(持論)
スキンケアはどうしていますか?と聞くと、使っている基礎化粧品の話になりますよね。化粧水とか乳液とか、美容液とか。
薬事法で化粧品とは「人体に対する作用が緩和なもの」とされているので、緩和ではない変化を及ぼすような成分は化粧品に入れられません。
だから、緩和な作用、しか期待できません。
そもそも焼いたって平にならない毛穴に、何か緩和なものを塗って変化を与えるようなことは難しいでしょう。
スキンケアでできることは、保湿で肌が育つことをサポートするくらいなのです。(あと、紫外線のダメージを防ぐ)
化粧品のキャッチコピーに使える言葉や表現も、薬事法で細かく決まっていますが、
ルール違反ではないけれど、消費者に勝手に「すごい効く!」と妄想するような表現を
上手に使っていますよねぇ。
アンチエイジングはだめだけど、エイジングケアはOKとか、上手に回避しつつ。
我々が想像するものは、どちらも曖昧で似たようなものだと思うんですが。
また、スキンケアはどうしていますか?と聞くと、水洗顔とか、氷で冷やすとか蒸しタオルとかの話になることもあります。
でも、氷で冷やしても「鼻の穴」は塞がりませんよね。
個々人の持つ美肌限界って、それくらい細胞レベルで決まっているものだと実感しています。
角質培養はあなたの美肌限界を超えることはできません。
でも、世のスキンケア製品も、高価なのに結局美肌限界を越えさせることはできないばかりか、逆効果であることが多々あると思っています。
スキンケアのやり過ぎをストップする、それだけで肌がキレイになる人が沢山いると思います。
◯◯◯式でも、何でもいいです。やり過ぎをストップして、まずは美肌限界値まで戻しましょう。
いろいろやるのはそれからでいいと思います。
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ということで、櫻田は、2009年からやり過ぎをストップして角質培養をスタートさせ、
2013年頃から、鼻の毛穴については美容皮膚科に通い出しました。
基本的なスキンケアの方針は変わっておらず角質培養のままですし、頬やその他の部分は、角質培養のお陰で至ってキレイです。
櫻田こずえの鼻の毛穴対策の歴史:2008〜11年 角質培養
櫻田こずえの鼻の毛穴対策の歴史:2012〜13年 毛穴に行き詰まり美容皮膚科へ
櫻田こずえの鼻の毛穴対策の歴史:2014〜15年 根本解決は諦めましたけど
ということで、長々と角質培養の限界について語らせて頂きました。
ご清聴、ありがとうございました。