季節の変り目、肌はゆらぐもの・・・と、揺らぎ肌だった櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
春なのにアトピーですか〜春なのに涙がこぼれます〜←古い、古過ぎる
さて、皮膚のゆらぎ、アトピー化を真っ先に知らせて来るのは、すねや太ももに現れるちょっとした痒み。
・アトピーが時折こんにちはする時のスキンケアレベルダウン〜メンソレータムAD〜
なんですが、メンソレータムADを塗っても、ステロイドを塗っても、根本原因を取り除くことはできないので、その場しのぎ&二次災害を防ぐ&進行を少しおさえる、程度にしかなりません。
で、アトピーの前兆が次に現れるところは、まぶたです。いよいよ顔。
#うらめしや〜・・これはもう爆発した後のひどい炎症です。
ということで、顔のスキンケアのレベルダウンなんですが・・まずはお化粧を変えます。
まぶたが痒くなって来た!→落ちにくい化粧品を避ける
まつ毛の生え際が痒くなる、気付くとアイシャドウを塗る辺りのところを掻いていて、化粧が崩れる・・・目に見えて赤くなってはいないのに。
まぶたや目元の角質層はとても薄いので、バリア機能が十分ではありません。それなのに、集中的に化粧をする場所でもありますよね。
特に「落ちにくい」化粧品は、
・化粧品自体の刺激が強い
・強いクレンジングが必要←肌に刺激
・落ちにくいと無意識でこすってしまう
ので「落ちやすい」化粧品に変えます。
#いつもリキッドでインサイド描いてますが、これも控えます。
・リキッドアイライナーをやめて、濃い色のアイシャドウにする。
・マスカラをお湯落ちタイプにするか、お休みする。
・ファンデーションをリキッドからパウダリーにする。
その他「落ちにくい」と書いてあるものは避けます。
また、こういう時に「マツエクがいい」と書いてあったりするんですが、肌が敏感な時にマツエクの接着剤は刺激になり、痒みが出る可能性が高いので、むしろ控えた方が良いと思います。
痒みが出て、↓一晩で半分以上取れた経験あり。いろいろ泣ける。
いつもは平気でも、バリア機能が落ちていますから、ほんと、気をつけて下さい。
付けるなら、午前中に付けてもらって、万が一痒みが出た時には夕方オフに行ける、くらいの余裕を持つことをオススメします。
痒くて眠れない一夜を過ごすのは、本当にツライし、掻きまくって肌のバリア機能を破壊してしまうと、そこからまた、炎症スパイラルが起きてしまうので。
スキンケアもマイナス・紫外線は物理的に遮る
スキンケアはとことん「マイナス」していくことが大切だと思います。櫻田の場合は、
・朝の洗顔はぬるま湯のみ
・夜のメイクオフはサッポーのクレンジングのみ(洗顔込)
#これ以上にちゃんと落として、肌に優しいクレンジングはないと思います。って、今度また語らせて下さい。永遠に買います。
#お手入れのレベルダウンという考え方も、サッポー美肌塾で教えて頂いたものです。
・保湿はシェルシュールのモイスチャーマトリックスN。(ベビーマトリックスというもっと低刺激なものもあります)
刺激になりやすい油分が殆ど入っていないけど、ヒト型セラミドがしっかり入っているから潤って、バリア機能をしっかり補強してくれます。
アトピー後に薬からなかなか脱出できなかった時に、救ってくれた恩人(恩美容液)でもあります。
・油分はワセリンだけにする。
刺激になりやすい植物性オイル(アルガンオイル、ホホバオイル、オリーブオイル等)や色々入ったクリームは止めます。
ワセリンは各種塗り薬の基剤となるめちゃめちゃ安心な保湿剤です。ガッツリ油分で肌を守り乾燥や刺激から肌を守ります。(その上に化粧とかは難しいですが)固めなので、柔らかめのチューブが使いやすいかもしれません。
これ以外何もしないようにします。
また、紫外線はモロ肌に刺激になりますが、日焼け止めも肌に刺激になるので、
・物理的に日差しを遮りつつ(帽子・日傘等)
・肌に優しい日焼け止めを塗る。(モイスチャーマトリックスUV使ってます)
ようにします。
そして、日焼け止めはきちんと落としましょう。石鹸で落ちる、というのは基本的に信じません。
そういう意味でも、サッポーのクレンジングは永遠に手放せない鬼リピートアイテムです。サッポー先生ありがとう!
唇の皮むけでアウト→化粧をストップして病院直行
(これはあくまで櫻田のパターンなんですが)唇が皮むけしてきたら、赤信号です。あぁ、来たなアトピー、と、白旗あげます。
・化粧をストップ
・保湿はワセリンだけ
できるだけ早くかかりつけのお医者さんに会いに行って、漢方治療スタートです。
自宅から遠いのですが、ぐずぐずしていると、それだけ治るのにも時間がかかってしまい、いつも反省します←次は早く行けよ
突然頭皮から粉がわいて来たり、
全身に炎症が出たり、
体中大忙しになります。
こんな時は何をしてもダメなんですよねぇ。お医者さんのところへ行きましょう。
・【健康ブログ】人生2回目のアトピー大爆発が7年でほぼ治って思うこと
アトピースイッチがオンになり切る前に「刺激となるものを排除」する
ちょっとした肌のサインを見逃さず、スキンケアや化粧の「レベルを下げる」ことが大切だと思います。
アトピーを防ぐことはできないんだけれど、悪化要因をできるだけ摘み取ることはできます。
小さな炎症は、次の小さな炎症を招き、免疫系をいらだたせます。そのうち緊急事態だと騒ぎ立て、ちょっとした刺激で炎症を起こすようになってしまいます。
こういう時は手も荒れやすいですよね。手袋を着用しての家事をオススメします。
また、シャンプーの界面活性剤やリンスの残留物も刺激になりがちです。是非この機会に湯シャンを試してみて下さい。
・「ノープー」という言葉を知らなかった湯シャン歴5年以上の櫻田の洗髪方法
熱いお湯も刺激になり、バリアを壊しますので、江戸っ子の方もお風呂の設定温度は低めに。
★
と、1ヶ月前くらいから目が痒くなったり、炎症が出たりして、お化粧・スキンケアのレベルダウン生活を送っていましたが、ここ一週間位はウソのように痒みや赤みがなくなり、あれはいったい何だったんだろう・・・と思っています。
何か花粉等に反応していたのかもしれません。最近「アンチポリューション」という、PM2.5等の大気汚染対策コスメが出て来ているようですし、そういう影響もあるのかも。
まあ、肌って気まぐれで、原因と結果の関係が本当にブラックボックス。
アトピー性皮膚炎や、脂漏性皮膚炎で悩む皆さまも、「お肌のバリア機能」と「免疫系」に気を配りつつ、小さなサインに気を配って、上手に飼いならして参りましょう!