最近スキンケアをコロコロ変えている櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
ずーっと肌の調子が良いので(毛穴以外)、今までは頭から否定していたことも、とりあえずやってみています。何か発見があればレポしますね。
まあ、毛穴は調子良く開いてますけど。
スプレータイプの化粧水を買う日が来るなんて思っていなかった!
【アイハーブ】Jeffrey James Botanicals ミスト化粧水で素早く製肌鎮静保水
スキンケアで使う化粧品をちょっと変えたくらいで、いい意味でも悪い意味でも、肌は大して変わらないと思います。(擦りまくりとか、剥がしまくりとか、やり方次第では汚肌になることはありますし、肌が弱ってる方は危険ですが。)
薬事法的に、化粧品は肌に変化を及ぼすものではないとか言いますし。
なので、基本的な肌の仕組を知り、とにかく「やり過ぎ」なければ、あまり専門家先生の仰ることの違いには気にせず、流行のスキンケアにあまり流されず、しかし意固地になるのでもなく、自分が気持ち良いと感じるスキンケアをすれば、それでいいと櫻田は思っています。
#トラブルある方は別です。
で、どちらが正しいの?
さて、櫻田は9年前にブログを始めて、角質培養に出会ってから、「肌をこすらない、余計なものつけない、肌を信じて待つ!」的な美容法を信じて来ました。
【角質培養】5分で分かる角質培養
基本的にその考え方は変わっていませんし、今もそれが一番正しいと思っています。
なので、イマドキのスキンケアについての本を読むにつけ、拒否反応が出てしまいます。今まで信じていたスキンケアと180度違うことが書いてあるからです。
「宇津木式スキンケア事典」2014年 by宇津木先生(櫻田はこちら側)
「必要なのはコスメではなくテクニック」2016年 by 長井さん(イマドキ側)
宇)化粧品をやめれば肌はキレイになる
長)化粧品が肌をキレイにしてくれる
宇津木先生は、肌のトラブルはお手入れのし過ぎ、化粧水やクリームの使い過ぎにあるとし、水や界面活性剤を肌につけることの弊害を訴え、さらに、落とし過ぎを警告され、ノーファンデ&水洗顔を推奨されています。
基本的に激しく賛成です。
>長年、熱心にスキンケアをしてきた人の大半が肌は悲惨な状態
に当てはまる方は特に、一旦そういうの全部やめてみると、肌は見違えると思います。
長井さんはメイクアップアーティストでいらっしゃいますが、美しいメイクの仕上がりは、丁寧にスキンケアした肌あってこそ、と、その著書の中でもかなりのページ数をスキンケアの説明に割かれています。
で、前置きがいつも通り超長いのですが、スキンケアに関して、お二方の仰ることが両極端なのですよ、はい。
化粧水は肌を潤すのか?乾燥させるのか?
宇)保湿化粧水、実は「乾燥化粧水」
長)化粧水だけが、内側からの潤いをつくります。
もうさ「どっちが正しいのか2人で話し合って結論出してくれよっ!」って毛穴に向って叫びたくなります。
宇津木先生は医師で、医学的知識もあるし患者さんの肌も沢山診ている訳だし、宇津木先生の仰ることは正しいだろう、と思います。
しかし、長井さんも、メイクアップアーティストとしてモデルさんの肌と沢山接してる上に、一般女性の方向けのメイクレッスンも開かれていて、そこでスキンケアについて指導もされて、経験的に正しいと確信されているのだと思います。
著書を拝読する限り、一般女性が正しいスキンケアで美しい肌になることを、心から願っていらっしゃるように思い、業界の利益のために煽動している訳ではないだろうと感じます。
長井さんが圧倒的に不利なのは、メイクアップアーティストとして、美容業界の市場規模を縮めるような「スキンケアはシンプルに、化粧水は要りません。」なんて言えない立場にいらっしゃることでしょうか。首締めますからね。
それは置いといて櫻田が思うことは「どっちも正しいけど、その人の肌の現状と目指すゴール次第じゃね?」です。
そもそもの肌の状態が違う
お二方が日常的に見られている肌が、そもそもかなり質の違うものだと思うんですよね。
宇津木先生=医師
過剰なお手入れで肌が疲れている方 敏感肌でトラブルを抱えて困っている方 肌年齢高め(アンチエイジングがご専門でスキンケアアドバイスもされている)
・クリニック宇津木流(帝国ホテル内にあるというのでビビる)
元々は、北里大学の美容医療センターを立ち上げられた方だそう。
タイトルと表紙の写真に若干面食らいます。ビビったり面食らったり、忙しいです。
長井さん=メイクアップアーティスト
ある程度肌が丈夫な方 肌年齢若め(肌の荒れたモデルはいないし)
・オフィシャルサイト:KAORI NAGAI Hair & Makeup
メイクレッスンも、肌荒れ上等な方は、あまりいらっしゃらないような気がします。櫻田もアトピーが治ったから、資生堂のメイクレッスンに行けたし。
【美人ブログ】資生堂メイクアップレッスン受けたら美人度10割増し
前作が大ヒットだったので、早速次の本も出るようです。
【美人ブログ】必要なのはコスメではなくテクニックby長井かおり★今必要なコスメ集めてます
肌が違えば正解も違う
これだけ「扱っている肌」が違うのだから、言う事も、正しいことも、変わるよね、って思います。
消化機能に異常がある人に唐揚げと牛丼はすすめないですし、健康な人が敢えて消化吸収の良い病人向け流動食を食べることもないでしょう。
でも、健康だからとずーっと牛丼と唐揚げばっかり食べてるとヤバイですし、体調が良くなって来ているのに流動食ばかりではつまらない。
盛りメイク&やり過ぎスキンケア=唐揚げ・牛丼
宇津木式、角質培養等放置系スキンケア=流動食
健康な肌の方が、宇津木式や角質培養しても、あまり変化はないと思いますが、長らく肌を虐め続けた人には、変化があると思います。
自分の肌の現状を考えると、ある程度判断基準が出来ると思います。
★
以前、ひどいアトピーが少しだけ治って来た頃、櫻田こんなこと言ってました。
>すっぴんって女性をダメにするなぁ、と思うようになりました。
>デパートで試着してみても、化粧っ気のない顔を鏡の中に見ると、どんな服も似合わない気がしてくる。。。
・2009年12月14日:毛穴に角質培養に良いファンデ探し
肌は女性のメンタルに大変影響を与えると思います。
そう、肌単独で正解を考えるべき問題じゃないんだと思います。
ゴールが違い、価値観が違えば、正解も違う
櫻田が勝手に推測する、お二方が目指すところなのですが、やっぱりご職業で全然違うと思います。
宇津木先生的ゴール:健康な肌
肌はそもそも身体を守るために存在するのであって、美的な目的のために存在するのではないです。
宇津木先生はモロ美容系の皮膚科医なので理解があると思いますが、それでも、根本に持たれるのはこういうことなんじゃないでしょうか。
長井さん的ゴール:今の世の中的に美肌とされる肌
我々はファッション雑誌やインスタの、画像加工で美しくしたサイボーグな肌を見せられ、その肌を「最高の美肌」とした物差しを植え付けられています。
それも、そのトレンドは微妙に変化して行きます、業界が儲けるために。
ほぼ辿り着くことのできない、そして変化するゴールをチラつかせられ、散財させられてる訳です。
宇津木先生は「いい肌は「しっとり」ではなく「サラサラ」」とおっしゃっています。サラサラにしたい、のではなく、肌が身体を守るという機能を果たし、健康であるベストな状態はサラサラである、ということだと思います。
長井さんは「モッチリ」とした肌を化粧水で作りましょうとレクチャーされてます。
ここだいぶしばらく、じゅわっとか、濡れ肌とか、湿度を感じさせる肌が、美容業会的にいいとされている気がします。
ある程度健康的な肌なら、化粧水等で角質層に水分を行き渡らせることで、ぷるぷる肌が実現できると、久しぶりにバンバン化粧水を使っていて実感しています。長期的には分かりませんが。
それぞれの目指すゴールが違うのだから、やることも違うでしょ、ということです。
ゴールと手段が不整合を起こしたり、現状を無視していないか
目指すのは長井さん的肌なのに、それを宇津木先生のスキンケアで実現しようとかは無理な話です。
宇津木先生助けて!な荒れ肌なら、長井さん的ゴールはとりあえず置いといて、宇津木先生スキンケアで肌を回復させるべきだと思います。
そこへんから変える勇気があるのか、そもそも変える必要性があるのか、過剰に雑誌に振り回されていないか、意固地になり過ぎていないか。
そして、自分にとって何が幸せなのか。
そういうことを考えると、最初の「どっちが正しいんだっつーのっ!(怒)」という感情的な憤りも落ち着いて来て、一意に選択できると思うのですが、いかがでしょう。
★
でも、やっぱり思いますよね、「で、化粧水は肌を乾燥させるのか保湿するのかどっちなんだよっ!」って・・・ま、それはあなたの肌次第なのですが。
改めて、宇津木先生の仰ることの要点や、佐伯チズ先生の化粧水パックや、聖天薬局さんのなちゅRe:NO.3アクアパックなんかについての比較考察も合わせて、語らせて下さい。水浸し理論とかね・・・書き出したらすごく長くなってしまって、すみません。
また、宇津木先生は「宇津木式スキンケアをちゃんとやれば毛穴が目立たなくなる」とも書かれているので、これについても持論を展開させて頂きたいと思います。
そうなんです、どんな美肌になっても、そこに毛穴がポカンとある限り、櫻田は幸せではないのだっ!←相当歪んでいる