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毛穴と美肌と保湿 2. 5分で分かる肌の役割と構造

      2015/10/29


■前回は、保湿の大切さを、角質層のバリア機能強化という観点からお話しました。
9/27 毛穴と美肌と保湿 1.はじめに

今回は、角質層って何?バリア機能って何?ということを
肌の役割、構造から明らかにして、保湿が大切な理由を掘り下げて考えて見ます。


■肌の役割

肌は人を美しく見せるために存在しているわけではありません。
人体のあらゆる器官は、生命維持のために存在します。
美容の基準で美しい肌の定義を決め、判断し、ケアするのではなく、
その役割を理解し、構造を理解した上で助けてあげることが大切だと思います。
肌にとっての有難迷惑な化粧品、ケアのなんと多いことか。。。

#これから肌=皮膚と表記します。

皮膚はひとつの臓器です。
人体の生命活動が外部環境に乱されることなく常に一定条件で保たれるよう、
複雑な構造を持つ、人体で最大の臓器(畳一枚分)です。

その皮膚の大切な役割として以下の2つバリア機能があります。
・異物の侵入から身体を守る
・体内の水分を保つ。
(その他、知覚、体温調整、分泌排泄、呼吸等あります。)


■皮膚の構造

皮膚は外側から、表皮、真皮、皮下組織の3つに分けられます。

皮膚の構造
・表皮------バリア
 厚さは0.2mm程度で、一番外側が表皮細胞が変化してでできた角質層。
 内側には細胞工場である基底細胞があり、メラニンを生成するメラノサイトもあります。

・真皮------クッション(水分)
 厚さは約2-3mm程度。コラーゲン(鉄骨のように組織の形を保つ線維)と、
 それを補強するエラスチン、その間をヒアルロン酸などのムコ多糖類が埋めています。
 コラーゲンもヒアルロン酸も水分保持能力が高く、真皮は水分たっぷり、
 肌のハリや弾力を与えいます。

・皮下組織 –クッション(脂質)
 皮下脂肪などで、身体を守るクッションや体温を維持する役目を果たします。


■皮膚のバリア機能

皮膚のバリア機能は、外界との最前線である、角質層がその多くを担っています。

*角質層拡大図
角質層
・角質層は、死んだ表皮細胞が何層(15-20位)にも重なってできています。
 角質をレンガとして、脂質(セラミド等)がセメントのようにがっちり間を埋めています。
 また、角質自体もNMF(天然保湿因子:アミノ酸,尿素,PCA)を持ち、柔軟性を与えます。

・また、角質層の上には、皮脂と汗が交じり合った天然のクリームである
 皮脂膜があり、角質層のバリア機能を助けています。

異物が侵入しようとも、がっちりスクラムを組んだ角質層は通してくれません。
ウイルスはもちろん、例えばコラーゲンは分子が大きすぎて真皮まで辿り着けません。

また、セラミドは水をサンドイッチのようにして挟み込む性質を持ち(ラメラ構造)、
NMFも吸湿性があり、外側では皮脂膜がガードしており、水分もしっかり保ちます。


■ターンオーバーで丈夫な角質層

角質層がこのバリア機能を持つためには、正常なターンオーバーが不可欠です。
ターンオーバーとは、角質層が約28日のサイクルで生まれ変わることを言います。

*表皮の拡大図
ターンオーバー
ターンオーバーは、一番下の基底層が新しい表皮細胞を生みことから始まります。
細胞はだんだんと平らに形を変え、NMFやセラミド等の脂質を生み出しながら、
やがて核のない「角化」の状態となり、角質層としてデビューします。(14日間)
そして、その役割を全うした角質は、垢となって自然に剥がれ落ちます。(14日間)


■角質にダメージが与えられると。。。

角質層へダメージが与えられると(KSP、こする、極度の乾燥、刺激物質の付着等)
角質層が次々と倒れていき、(予定より早く剥がれ落ちる)皮膚は危険を感じて、
「早く援軍を送れ!」とばかりにターンオーバーを早め、角質を量産しようとします。

その結果、
・もともとか弱い細胞の赤ちゃんが生まれる
・NMFやセラミド等の脂質の生成が通常より少なくなる
→バリア機能が低下し、さらにターンオーバーが早まる。

と、角質がどんどん未熟になります。その特徴は以下の通り。

・水分が少ない (乾燥肌、角栓のできやすさ)
・肌が固くなる (皮脂詰まり、黒ずみやすさ、オイリードライ、ごわごわ感)
・細胞が痩せて縮む (キメの乱れ、毛穴が目立つ)
・バリア機能が低下する。(皮脂の過剰、赤みかぶれの多い敏感肌)

#これって、櫻田の肌のことじゃないですか!!

正常なターンオーバーを取り戻すためには、
よく言われるように「一度ピーリングでリセット」するのではありません。
一時的にみずみずしい肌が現れますが、実際はバリア機能をさらに低下させ、
より未熟な角質を生んでしまいます。

表皮細胞自身に、NMFやセラミドを出しながら、安心して丈夫に育ってもらうため、
まずは人工的にバリア機能を強化すべきなんです。
そして、バリア機能は、「セラミド等の脂質、NMF、皮脂膜」でできていますから、
それらを補ってやればいいわけです。

これが、肌の立場に立った、正しい保湿の考え方です。


■今日のまとめ

肌の大切な役割は、主に「異物の侵入から身体を守る」「体内の水分を保つ」

皮膚は、「表皮」「真皮」「皮下脂肪」から構成しており、
大切な「バリア機能」を持つのは真皮の一番表面の「角質層」

バリア機能は、セラミド等の脂質、NMF、皮脂膜で支えられており、
セラミド等の脂質、NMFは、ターンオーバー中に作られる。

ダメージが与えられると、ターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下し、
皮膚が「未熟」になり、様々な肌トラブルを生む。

ターンオーバーを正常化するには、バリア機能を戻してあげることが大切。
そのためには、バリア機能を支える「セラミド等の脂質、NMF、皮脂膜」を、
人工的に与えてあげる=保湿が肌の立場に立った正しい保湿。

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来週は、「水分を入れて油分でフタ」について、今日お話した観点から検証しつつ、
肌にとって本当に嬉しい「保湿」って具体的に何なのか、考えてみたいと思います。


#追記
研究の成果は角質培養サイトでどうぞ
http://kakushitsubaiyo.com/


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