毎日鏡を見る度に、鼻の毛穴に殺意を覚える櫻田こずえです、
皆さまごきげんよう!
皮膚の移植手術とかで、どうにかならないものなんでしょうか。
あぁもう焼きはらってしまえー。
そんなアグレッシブなことを思いつつ、
今は鼻に対してなんとなく手を出せなくて、
髪をキレイにしようとしてみたり、
美人は髪の毛から:美容院にマメに通う宣言
http://imasarabijin.com/blog-entry-97.html
ケアプロストでまつ毛を伸ばそうとしてみたり、
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うなじの脱毛をしてみたりしております、はい。
後、iherb(コスメの激安個人輸入サイト)が、相変わらず佐川送料無料なので、
やたらと頼んでみたりもしてます。
iherb
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と、毛穴活動は停滞しているけど頑張ってマスと、他サイトの宣伝をしつつ、
今回は界面活性剤についてより深くサッポー先生にお話しを伺った件です。
#サッポー先生とは「取らない角質ケア」を掲げるサッフォ化粧品のサッポー美肌塾の先生です。
サッポー先生座談会3・界面活性剤は本当に悪者?
https://keananobaka.com/blog-entry-511.html
「界面活性剤そのものは、どんなモノでも毒性はありません。」
というのが前回のお話しでしたが、
合成界面活性剤と天然の界面活性剤との違い等、
より深くつっこんでお話しを伺いました。
■ 界面活性剤が乳化剤で働く場合と洗浄剤として働く場合
櫻:洗浄剤として使っていないと言えるのは、
入れる量で分かるんですか?作り方なんですか?
どうすると、乳化剤として働き、どうすると洗浄剤として働くんですか?
サ:手の数なんです。水をつかむ、油をつかむ、これで両手でいっぱい。
実際は沢山の手を持っているので、一つの界面活性剤があれば、
沢山の油性成分と水性成分を乳化できるわけです。
櫻:ほーっ。千手観音みたいな(笑)
サ:乳化剤として使用されれば、それで役目を終えているわけです。
両手がふさがった状態です。
洗浄剤というのは、その手が使われていない状態で製品に入っているんです。
#で、肌に残ると細胞間脂質にくっついて溶かされちゃうわけです。
だから、入れる量の問題、という考え方になります。
洗浄剤というのは、界面活性剤の量が多く、主成分になっています。
乳化したクリームというのは、界面活性剤が脇役であり、
油分と水分が主成分なんです。
#あくまで模式図です。
櫻:つまり、入っている油分と水分の量から、
入れるべき乳化剤としての界面活性剤の量が計算できて、
きっちりその分しか入っていないから手が全部ふさがっていて、
界面活性剤はもう脂質にくっついたりとかいう、活動ができなくなっている、
それがサッポーのクレンジングだということなんですね。
サ:そうです。使い心地もそれなりに良いクレンジングクリームって、
適当に作れてしまうんです。
でも、やっぱりきちんと計算していないと、毎日毎日使い続けると、
洗浄剤として残った成分が細胞間脂質を溶かし続けてしまいますから、
やはり良くないんですね。
昔だったら、角質剥がれていいんじゃな~い。
なんて思われていたかもしれませんが。。。
櫻:いや、今もちょっと思いますよ、やっぱり(笑)これだけ勉強しても、
やっぱり、一皮剥けてつるっとしたいって願望が(笑)
■ 天然の成分は良くて合成の成分はダメ?
N:「鉱物油」なんですが、あれだって「天然のもの」ですよね。
サ:天然のモノだったら肌に優しい、 人工的に作ったモノだったら肌に優しくない、
という「作られたイメージ」が作られているんですよね。
実際に自然のものでできたものばっかりなんですよ。
人間が作り出すものってゼロです。全て自然のモノなんです。
櫻:えっ?←分かっていない
櫻:えっと、あの、今ビタミンCオタクなんですけど、ビタミンCには、
合成と天然があって、合成はアスコルビン酸ナトリウムで、ってあって、
それも天然だということなんでしょうか?
サ:材料はね。人間は何も作り出すことはできませんから、
まず、自然界にある何かを使って作っている。
櫻:なるほど。
サ:何を天然と言い、何を合成と言うのか、天然と合成の定義が曖昧なまま、
イメージだけ一人歩きして広告に使われてしまっているんです。
鉱物油は、ネガティブキャンペーンのために利用された言葉であり、
「合成」界面活性剤は、ネガティブキャンペーンのために作られた言葉です。
定義がきちんとされないまま、一人歩きしてしまっているのが現状です。
櫻:それでネット上の口コミなんかには、、、
サッポーのクレンジングやめた方がいいよー
だって、合界(合成界面活性剤)入ってんじゃん。
えーうっそーーっ、もう、サッポー使わないー。
とかいうスレッドが出来上がってしまうんですね。
サ:界面活性剤というのはすべて化学的に合成して作られています。
自然のままの界面活性剤が化粧品にそのまま使われるということはないんです。
レシチンはそのままでも界面活性剤の働きがありますが、
やはり加工されて使われています。
その意味で、界面活性剤はすべて“合界”です。
■ レシチン(天然の界面活性剤)なら大丈夫?
T:レシチンはどうして使わないんですか?
サ:レシチンより普通の界面活性剤の方が肌にやさしいんです。
レシチンはわりと侵入する力が強いんです。だから、下手に使うと危険なんです。
C:アレルギーとかの反応が出ちゃうということですか?
サ:「侵入する」ということについてお話ししないといけませんね。
レシチンは脂質となじみが良いところがあって、脂質を通過すれば、
中へも入っていけるし、細胞の中にも入っていくことができるんです。
リポゾームって聞いたことあります?
脂質の膜につつむと、小さな穴をより大きなものが通り抜けて行く、
不思議な脂質の入れ物があるんですけど、レシチンはその材料になっています。
本来ならば肌を通らないものを、リポゾームに入れて通すことができるんです。
N:プ○リーがそうなんですよ。リポソームバンバンだから、いいかなって思って。
もらったり買ったりしたんだけど、顔が真っ赤になっちゃって。。
サ:大抵そういうのは医薬部外品になっているんですけどね。
N:そう、プ○リーは元製薬会社なんです。
サ:なるほど。リポソームは元々は病気の治療のために開発されたもので、
肌を壊さずに有効成分を通すので、治療や美白等にも応用されています。
肌が反応さえしなければ、別に悪いしくみじゃないんですよ。
櫻:リポソームの批判で、リポソームに包めば良い成分を皮膚に、
細胞に届けることができるけど、
届けたくない保存料等の添加物も入ってしまうから危険!
というものを読んだことがあるのですが。。
サ:それは起こりにくいことですね。
というのは、リポソームで包むという行為は、化粧品作成の前にするんですね。
調合の順番があるんです。
T:入って良いものだけを包めば、包まれたものだけが入る、ということなんですね。
サ:そうです。
サ:しかし、それ以前の問題があるんです。肌そのものに隙間があれば、
何でも入っちゃうんですよ。強く美しい肌を作るためには、
そういうものが入り込まないような肌を作りましょう、ということなんです。
N:それは角質を育てる、ということなんですね?
サ:そうです、そうなんです。
正しくは、肌が育つから育った角質になるんです。
次回は、ターンオーバーと美肌について掘り下げてお話しを伺います☆
01.サッポー先生とサッフォ化粧品
02.サッポークレンジングに迫る
03.界面活性剤は本当に悪者?
04.乳化剤?洗浄剤?
次→05.ターンオーバー本当に停滞してる?
06.角質培養の弊害とニキビケア
07.毛穴を小さくする方法
08.毛穴の仕組みと原因
09.角栓を抜かない理由
10.抗酸化物質イオン導入超音波
11.あぶら取り紙コラーゲン馬油
サッポー先生、ありがとうございました!
・サッポー美肌塾はこちらから。
#このクレンジング(メイク浮かし)は20本以上購入していると思います。今も、これからも使って行くであろう逸品です!
コメント
その場で聞いていたものの、文字に起こしてもらうと再度納得できてありがたや~!お疲れさまです!!
わかりやすいです
学生時代は化学とかまるでダメでした。
元素記号も化学式も全然でしたが、界面活性剤のお話、とてもわかりやすかったです。
界面活性剤は働き者なんですね。
手があいてるのが嫌なんでしょうね。
ちゃぷちぇさんへ
コメントありがとうございます☆
> その場で聞いていたものの、文字に起こしてもらうと再度納得できてありがたや~!お疲れさまです!!
わー、お久しぶりです、お元気ですか~?
櫻田自身もその場で聞いていたものの、文字に起こして初めて納得しこともたくさんですw
またお会いしたいですね♪
シューさんへRe: わかりやすいです
コメントありがとうございます☆
> わかりやすいです
サッポー先生はさすがに消費者の私たちに近いところにいらっしゃるので、はなされる単語やたとえばなしも分かりやすく、本当すばらしいです。
> 学生時代は化学とかまるでダメでした。
> 元素記号も化学式も全然でしたが、界面活性剤のお話、とてもわかりやすかったです。
櫻田も科学まるでダメでした。
高校時代、1をとりそうになって、先生に頼み込んだことも。。。
> 界面活性剤は働き者なんですね。
> 手があいてるのが嫌なんでしょうね。
その積極性が仇になってしまうんですねぇ。。。
界面活性剤を相当誤解していた気がします。
サッポー先生に感謝です♪