若い頃は「自分より毛穴が汚くてテカってる女の子なんていない」と思っていた櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
#キラッキラ☆宝石のよう!
ま、今でも若干思いますけどね。
さて、「この半年で顔全体に汚い毛穴ができてしまった」とおっしゃる、40代のMさんからお便り&ご質問を頂きました。
「この半年」で、ということで、そのショックは、心労は、いかばかりかと・・・しかも、半年前までは人から褒められる程の肌をされていたそうで、絶望して引きこもりになり、外に出ることが出来なくなってしまったそうで、苦しい胸の内を話してくださいました。
そして、櫻田の毛穴ブログの感想を率直に伝えてくださいました。
え?鼻の毛穴だけでこんなに悩んでるの?と正直怒りに震えました。
気分を害したら申し訳ございません。
いえいえ、気分を害するというより、Mさんの悩みの深さ重さが伝わりましたし、そして、同じ怒りを私も他の方に向けていたな、ということに気づかされました。
毛穴の大きさと悩みの大きさは比例しない
櫻田は、毛穴が大して汚くない(櫻田主観)のに「やだー私の毛穴大きいし脂ギッシュだから見ないで触らないできゃー★」とやってるヤツらを敵視します。
「このヌルッとした鼻を触らせて、その場を凍りつかせたい!」という願望を抑えられない←惨めになるからやめとけ
そして、
「大して毛穴が汚くないクセに、毛穴が悩み、とか言う権利はお前達にはない!」
って憤慨していました。
★
しかし、100人以上の毛穴に悩める男女にお会いして、ホントーに綺麗な毛穴なのに、深刻に悩んでいらっしゃる方がいることを知りました。
最初の頃は、「え?これくらいの毛穴でこんなに悩んでるの?」と、怒りに震えた、というより、純粋に疑問に思ったんですよ、「なぜこれくらいの毛穴で悩むんだろう?」って。
そして「あなたの毛穴の大きさなんて大したことない、100人以上の毛穴を見てきた櫻田が言うんだから安心して!」とか言って励ましてましたが・・・全く勘違いで余計なお世話だということに気づいたんです。
なぜなら、
毛穴の大きさと悩みの大きさは比例しない
#毛穴の数でも、深さでも、脂ギッシュ度でも、酷さでも同様
からです。
上には上、下には下がいるけれど、悩んでいるのは皆一緒
ダイエットに例えると・・・
自分より痩せていている友人が「太っちゃってどうしよう、ダイエットしなきゃ(涙)」とやってると、ちょっと、えぇ、辛いですよね・・・それくらいで悩んでるなら、私はどうすりゃいいんだよ、嫌味かよって。
Mさんが感じられているお怒りに、かなり程度の差はあると思いますが、方向性としては近いんじゃないでしょうか。
でも、その友人も真剣に悩んでいて、モデルさんが「ダイエットしなきゃ!」ってインスタ投稿してると、私はどうすりゃいいんだよ、嫌味かよって怒りを覚えているでしょう。
また、自分よりも太っている人からしたら、あんたくらいで悩んでるなら、私はどうすりゃいいんだよ、嫌味かよって思うでしょう。
みんな悩んでいて、その悩みの「重さ・つらさ」は、体重とは、あまり関係ないのです。
悩みの大きさは主観的な自己認識に比例している
それはなぜかというと、
悩みの大きさは、実際の状態には関係なく、その人の脳内に映し出されている「主観的な自分の醜さ」に比例しているからだと思います。
摂食障害の方には痩せた方が多いと聞きますが、彼女達はもっと痩せなきゃと思っていたりします。
醜形恐怖症も同じように、客観的に美人と言われるような方が、病的なまでの「主観的な自分の醜さ」に囚われて、そして深く苦しんでいます。
で、ようやく毛穴に話を戻しますが、悩みの大きさつらさは、実際の毛穴の大きさ・汚さ・酷さではなく、その人の脳内に映し出されている、主観的な毛穴の大きさ・汚さ・酷さに比例しています。
なので、
頬が綺麗なら 私からしたらなんの問題もありません。
私は鼻も頬も全部酷い毛穴で埋め尽くされてるからです。
と、「汚い毛穴の数」「汚い毛穴があるエリアの広さ」を比べて、その重大さを比較し、「なんの問題もない」と言ってみても、意味がないのです・・・。
★
鼻だけが酷くて頬が比較的綺麗な方も、デートをキャンセルするほど、異性に顔を向けられないほど、引きこもりになるほど、苦しくて泣きながらメールを送ってくださるほど、毛穴で悩んでいます。
・鼻の毛穴が一個だけ凸凹な人の悩みの重さ
・鼻全体が凸凹毛穴な櫻田の悩みの重さ
・鼻も頬も酷い毛穴で埋め尽くされているMさんの悩みの重さ
その悩みの重さや辛さに、客観的な軽/重・大/小はないのです。
なぜ鼻の毛穴だけでこんなに悩んでるの?
まあ、そうは言っても、鼻の毛穴が一個だけなら、埋めるのも簡単だしいいよねって、軽く嫉妬します、えぇ、軽く・・・・←実はすごく
頬の毛穴だけの人には、肌が柔らかいからレーザーも効きやすいからいいじゃん、私なんかレーザー撃ちまくっても効かない肌の硬い鼻なんだぞ!って思います。
参考:レーザー治療を受けた記事
だから、おこがましいかもしれませんが、理解できるのです「なぜ鼻の毛穴だけでこんなに悩んでるの?」と思われるMさんの、そのお気持ちが。
実際前述したように、櫻田もそう思って来たのですから。
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でも、なぜ私たちって他人と毛穴の「酷さ」を競っちゃうんでしょう?
私の毛穴が世界で一番ひどい!
櫻田はたくさんの毛穴に悩める方からメッセージを頂いてきましたが、皆さまよくおっしゃるのが「私の毛穴より汚い毛穴を見たことがない」「私の毛穴は櫻田さんの毛穴よりひどい」ということです。
さらには、毛穴の画像を送ってくださる時に「ちゃんと撮れなかったけど、本当はもっと汚い」というようなことをおっしゃいます。
それはなぜなのでしょう?
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さらに長くなってしまうので、なぜ我々が「毛穴チャンピオン」の座を競ってしまうのか、そして、「主観的な毛穴の大きさ・汚さ・酷さ」について、次回お話しさせてください。
また、Mさんからのご質問、
過去に頬も鼻も額も全て穴だらけの人にお会いした事ありますか?
引き伸ばしてしまって恐縮ですが、こちらについても合わせて次回、ご回答させてください。