先週末はカメラ君と会わなかったので、日傘を取り返すことができず、
今週も忍者の櫻田こずえです、皆様ごきげんよう、にんにん。
散々引っ張ってきた紫外線対策特集。
本題の「日焼け止め」について、角質培養的視点でお話します。
「紫外線」も「日焼け止め」も肌にとっては刺激である。
また、紫外線の刺激>日焼け止めの刺激 であるから、
紫外線の刺激に合わせて日焼け止めの強度を調整すべし。
という考え方を基本にしています。
紫外線を恐れすぎて強い日焼け止めで肌を荒らすのもNG。
日焼け止めは絶対ノンケミカルとこだわり過ぎて、紫外線を防ぎきれないのもNG。
ということで、早く始めろ。
■ 日焼け止めを見極める、角質培養的4つの視点。
1. 紫外線吸収剤 V.S. 紫外線散乱剤
紫外線吸収剤を使った日焼け止めは肌に刺激になる。
対して、紫外線錯乱剤は刺激が少ないが、仕上がりが劣る。
紫外線吸収剤
=紫外線を吸収して肌の上で化学変化を起こすので刺激になりがち。
=白くならない。
紫外線錯乱剤
=紫外線を肌の上で反射するだけなので、刺激が少ない。
=白くなりがち。
→紫外線吸収剤不使用、または、ノンケミカルと表記された日焼け止めを。
余談ですが、SPF15とか20のファンデーション、化粧下地には、
紫外線吸収剤が配合されていることが多いそうです。
ファンデや下地は、仕上がりが製品としての命なので、
白くならない吸収剤が選択されがちだからです。
さらに、最近は錯乱剤をコーティングしてどうのこうので、
白くならないものも出て来ていますので、いろいろ試してみないと、ですね。
2. 汗をかいても落ちない→強いクレンジングが必要→刺激
ウォータープルーフということは、汗や水に濡れても落ちないよう、
肌にしっかりと密着させているため、強いクレンジングが必要となり、
結果として肌を傷めます。
普段の生活でウォータープルーフは不要です。
もちろん、野外でのスポーツや海でのレジャー時で、塗り直しができないとき、
うっかりがっつりUVBで日焼けしてしまうくらいなら、
ウォータープルーフの日焼け止めを塗った方がマシです。
紫外線の刺激>日焼け止めの刺激 であることを忘れずに。
3. リキッドの宿命
化粧品でリキッドかパウダーか選ぶとき、覚えておいて頂きたいのが以下。
リキッド
=水分が入っている=防腐剤が多く必要
=落ちにくい=強いクレンジングが必要/塗り直しが少なくて済む
パウダー
=水分が入っていない=防腐剤が少なくて済む
=こすれば簡単に落ちてしまう=弱いクレンジングでOK/こまめな塗り直しが必要
もちろん一般論です。
できるだけパウダーをこまめに塗り直す方が、刺激は少ないということです。
4. SPF値 PA値 / SPF20くらい、PA++ ぐらいでいいんじゃない?
・SPF値 UVB(夏の強い直射日光系)をカットする力(世界共通)
皮膚学会というものがあり、そこで、日常ならSPF20位でいいんじゃないの、としています。
(吉木先生の書籍より)
SPF値が高い(40以上位かな)ということは、紫外線吸収剤を使っている可能性が高く、
その量が多い、または強い吸収剤を使っている=肌への刺激が高いということです。
また、SPF値は、10を超えると、防御率の伸びは落ちてきます。
(数字のトリックでいくらでも○倍の効果!等のコピーを作れます。)
そんなこんなで、皮膚学会はSPF20位が妥当としているようです。
・PA値 UVA(曇りやガラスも通る系)をカットする力(日本固有)
PA値は +、++、+++ の3段階で、+が多いほどカットする力が大きい。
これも、吉木先生を信じて、PA++が日常使いには妥当。と考えています。
SPFと比べて明確な測定値を出しにくいらしく、3段階でざっくばらんですな。
体感しやすい「UVB」は、日傘や帽子等で防ぎやすいですが、
曇りやお部屋の中でも威力を発揮するUVAはうっかりしっかり肌を老化させます。
SPF値同様、やり過ぎず、やらなさ過ぎずの、++で。
UVAはBと比べて力は弱いけど、肌の真皮(コラーゲンがたくさんあるところ)
に到達して、じわじわと壊していきます。
コラーゲンの新陳代謝は2-6年!アラフォーだともっと遅いでしょうから、
要注意なのです、恐るべし。
会社で窓際族の方、特にUVAにはご注意です!
櫻田は窓側の席なんですが、強権発動で年中ブラインドを下ろしてます。
櫻田が実際に使っているものや、シチュエーション別の対策については、また次回♪
コメント
こんばんは。
拝見させていただきました。
私思うのですが、
今も過剰にケアしすぎていませんか?
ケアというか・・・
導入機を使用したり、それだけでも肌をなでることになりますよね。
とにかく触らず泡洗顔と保湿、それと私は
コラーゲンドリンクと、ビタミンをとっていたら
半年かからず毛穴の黒ずみが本当にうすくなりました。
櫻井さんよちもずっと悪化した毛穴だったので
私もあきらめかけていたのですが・・・
化粧をするときも、なるべくハンドプッシュや
細かい部分も指でトンとするように
とにかく触らない が一番だと思います。
私はノンケミを徹底しているわけでも
化粧をひかえたわけでもありません。
朝の水洗顔
夜の泡洗顔、保湿 ほとんどこすらない
長期戦ですので、ガマンが必要ですが
がんばってください。
長々と失礼しました。
余計なお世話でしたらごめんなさい。
ふむふむ
やはり日焼け止めは負担がかかるのですね。
あのパリパリ感がどう考えてもそうですよね。
このたびの紫外線対策シリーズは大変為になりますね。
なんでもそうですが、ひとつだけ気にしていてもだめなんでしょうね。
紫外線+乾燥+老化防止等々のケア、そして健康的な食生活でしょうかね。
私は普段はシアバターとか椿油とか、
紫外線に効果的な天然ものを使用してます。
外出時は日焼け止めと、ファンデも塗ります。
先日の宣言通り、クレイのお粉を作りましたが、
いかんせん肌が既にお粉であまり出番なしです。
せっかくUV使用なんだけどなぁ…。
通りすがりさんへ
コメントありがとうございます★
> 今も過剰にケアしすぎていませんか?
> ケアというか・・・
> 導入機を使用したり、それだけでも肌をなでることになりますよね。
ご指摘の通りです。。。導入器は電気的刺激に加えて、
肌に摩擦を起こすものですし、
角質層のバリア層を破って中に入れようとする行為ですから、
もう、存在自体が角質培養に反してますよね。。。
> とにかく触らず泡洗顔と保湿、
保湿ってどんなことされていたのでしょうか?
もしもう一回通りすがられたら(笑)教えてください!
> コラーゲンドリンクと、ビタミンをとっていたら
コラーゲンについては、経口摂取は意味がないという医者の意見やら、
効果があったという科学的な実験結果やら、口コミやらで、
うーんと思っていますが、身体に悪いものではないのだし、
ちょっと始めてみたくなりました!
> 化粧をするときも、なるべくハンドプッシュや
> 細かい部分も指でトンとするように
> とにかく触らない が一番だと思います。
あー、初心に帰らないといけませんっ!
> 朝の水洗顔
> 夜の泡洗顔、保湿 ほとんどこすらない
> 長期戦ですので、ガマンが必要ですが
> がんばってください。
ありがとうございます!
櫻田はかれこれ1年程続けていているのですが、
アトピーの発症で石鹸が使えなくなり、
さらに鼻の皮がむけたりと、かなり培養が停滞した後、
少し調子が良くなってきて、調子に乗り過ぎていたかもしれません(笑)
初心を忘れてはいかんですね。
買ってしまったからって続けるのも、、、なのですが、
バランスを考えながら、とにかくこすらないようにしていきたいと思います。
> 余計なお世話でしたらごめんなさい。
いえいえいえーーーー。
ほんと、ご意見頂けると助かります。
ありがとうございました★
初心、初心!
蜜柑の姐さんへRe: ふむふむ
コメントありがとうございます★
> やはり日焼け止めは負担がかかるのですね。
> あのパリパリ感がどう考えてもそうですよね。
SPF50とか使うと、バリバリしてきますよねぇ、そう、バリバリ(笑)
> なんでもそうですが、ひとつだけ気にしていてもだめなんでしょうね。
> 紫外線+乾燥+老化防止等々のケア、そして健康的な食生活でしょうかね。
ですよねー。
> 私は普段はシアバターとか椿油とか、
> 紫外線に効果的な天然ものを使用してます。
オイル等、どうせ使うなら、少しでもUV効果のあるものを使いたいですよね。
油なので、酸化問題もなんだか怖いのですが。。
> 先日の宣言通り、クレイのお粉を作りましたが、
> いかんせん肌が既にお粉であまり出番なしです。
> せっかくUV使用なんだけどなぁ…。
うーん。
粉って乾燥肌にはきついですよね。。。
こう、水分油分、奪われている感じ。
あー、もう、すっぴんでいたい(笑)