先日ふと見かけたチラシに怒りを覚えてしまいました・・・という愚痴です。
なんか、イライラがどうしようもなく残ってしまって、吐き出させて下さい。
これです。
コラーゲンの経口摂取についてどうのってのじゃないんです。
何に怒りを覚えたって「100億mg」っていう単位表記です。
体重45,000gって言ってるようなものですね、はい。
g単位でいいだろ、g単位で売ってるんだから。
トン表記もむしろインパクトあるような気もするけど。
なんか、いやらしいなーって感じました、という個人的感想です。
★
こういうのって、広告の基本なんだし、そんなにカリカリしなくたっていいじゃん・・・。
タウリン1,000mg配合!(有名な栄養ドリンクのCMより)
別にウソを言ってる訳じゃないし、これが1gだって分かるし、
そりゃぁ、櫻田がこのドリンク剤の担当だったら、
タウリン1g配合!なんてインパクトないから却下するけど。
#そもそものタウリン1,000mgって意味があるのか・・と興味をお持ちの方はググってみて下さい。
で、確かに医薬品関係(これは医薬部外品だけど)ならmgで表記することが多いし、
まあ、って思うんだけど、食品であるこれに、100億mgっていうのには、嫌悪感を感じました。
何もウソはついていないし、法律に觝触するような表記ではないので、受け止める側の問題ですが。
#1袋に100gが常識的な表記だと思うですが・・・てか、1袋100g入りだし・・・。
このコラーゲン、販売や一日の摂取量とかがmg単位なのかなと思いきや、
別に普通にg単位での摂取、販売単位で売っているんだけど・・・
> 内容量:100g(10万mg)
ここのお店の商品はもう買いたくないなと思いました。
化粧品は特にですが、作っている人達、売っている人達が信頼できるかどうかが、
すごく大切な基準だったりします。
だって、素人櫻田は、本当のところって、原材料・全成分見たって分からないじゃない。
★
年齢と共に減少するコラーゲンのグラフを示しておいて、
コラーゲン入りの美容液をすすめるという、
お決まりの、消費者の頭の中の「勘違い」「すりかえ」を利用する広告にも怒りを覚えてしまう・・。
って、前にも書いたかな、、すみません。
#今度は飲むコラーゲンじゃなくて、塗るコラーゲンのお話です。
例)年齢とともに減少していくコラーゲンを与え、内側からふっくらとした弾力のある肌をつくります。
「年齢と共に減少する」というコラーゲンは、真皮のコラーゲンです。
弾力ぷるぷるなお肌に必要なものですな。この部分は正しい。
「内側からコラーゲンがふっくらとした弾力のある肌をつくる」
この部分も正しい。
コラーゲンは保湿成分なので、角質層(表皮)で保湿成分として働くからです。
#コラーゲンがそもそも存在する場所と、塗ったコラーゲンが活躍する場所と役割が違うんです。
でも、美容液のコラーゲンはその「減少していくコラーゲン」の代わりになるんじゃないです。
真皮ではなく、あくまで表皮で「保湿成分」として働きます。
例)年齢とともに減少していくコラーゲンを与え、内側からふっくらとした弾力のある肌をつくります。
つなげるとちょっとヘンだなって気づく。
誰も真皮層にコラーゲンが届いて、年齢と共に減少していくコラーゲンを増やすとは言ってないわけです。
表皮が保湿されれば、ふっくら弾力のある肌になりますしね、ウソは全く言ってないけど、この文はオカシイ。
勝手にそう勘違いするだけなんですけどね。
#コラーゲンを塗っても真皮のコラーゲンは増えません。
#そんなふうに簡単に外からの異物を体内に通し、自分の一部とするほど、
#人間の免疫、防御システムはヤワではないんだと思います。
#表皮で死んだ角質細胞の間に「とどまる」くらいならできるわけです。
こういった「自分達に都合の良いイメージを消費者に勝手に抱かせ」
自分達は決してウソは付いてませんけど〜という広告が、なんか許せないんですよねぇ。。
★
で、また経口摂取に戻り、結局コラーゲンは意味があるのかないのかという話になるんですが・・・
コラーゲンは効果のあるものだ、とした方が良い人の方が、世の中には圧倒的に多いです。
原料を作る業者、流通、化粧品会社、食品会社、居酒屋(コラーゲン鍋とか)、
各種通販、雑誌、美容皮膚科・・・コラーゲンが売れれば皆が喜びます。
でも、それだけじゃないんです、私たちもその方が嬉しいと思っているはずです。
お手軽に安く「ぷるぷる美肌になれる」方法があった方が嬉しいに決まっています。
きちんと栄養バランスの取れた食事をとるより、
コンビニご飯+コラーゲン摂取の方が、お手軽で安くてラクチンだから。
私たちが期待してる訳です。そうだったらいいのにな〜って。
#レーザーとかもそうなんだろうなぁ。
みんな嬉しい美肌健康コラーゲン。
だから、必死で実験し、データを取り、論文を書くんだと思います。
素人の考えですが、きっと効果は何かしらあるんだと思います。
でもそれは、食品には何らかの栄養があり、効用があるのと同じ程度なんじゃないでしょうか。
納豆食べれば◯◯が治る!って、納豆がスーパーから消えるみたいなのと同じで。
確かにそういう効果もなくはないけど、それを大量に食べれば何かが解決すると勘違いして、
お手軽な発想に便乗する・・・櫻田含む。
そうねぇ、変なダイエットでタンパク質を食べていない人が、コラーゲンを沢山摂取したら、
確かに肌はキレイになるだろうよ、とかかな。
コラーゲンって本当に効果があるの?
https://hfnet.nih.go.jp/
#個別ページへのリンクは不可とのことで、検索してみて下さい。
★
こんな本も読みつつ、しかしあまりヒステリックに「そんなのウソだー!」とならず、
女性にとって美容は娯楽の一つなんだと、楽しんだりした方が、かえって良いのかもしれません。
結局は、バランスの良い食事、規則的な早寝早起き生活、ストレスフリー、適度な運動、
それと、スキンケアはほどほどに、軽くUVケア、保湿、くらいですかね。
ま、今なちゅRe:のアクアパックしながらこの記事書いてるんですけどね。
NATROMの日記
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/
高校3年生の時化学は辛うじて2だったけど、医者になりたいよぉ(笑)
本当のことが知りたい。あぁでも、本当って、真実って何だろう・・・・と悩む、春の夜。