今日の櫻田

角質培養のリスク -脂漏性皮膚炎-

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スキンケアの基本、第一歩は、汚れを落とすことにあります。

しかし、我々は必要なものまで過度に落とし過ぎているのではないか?という疑問が、角質培養の原点にあると思います。

一方、角質培養も極端になってしまうと、汚れを落とさな過ぎることがトラブルの原因になり得ます。

その一つが、脂漏性皮膚炎のリスクです。

今までも言って来ましたが、大切なので何度も言います。

角質培養は「洗わない美容法」ではありませんし、角質や垢を溜めることが目的ではありません。

あなたの角質培養は極端になり過ぎていませんか?

脂漏性皮膚炎とは

「脂漏性皮膚炎」で検索すると、病院のHP等で沢山解説が出ていますね。
皮脂の分泌が多い場所、頭皮や顔などに起こりやすい湿疹のことで、脂漏性湿疹とも言われているようです。

脂漏性湿疹(Wikipedia)

脂漏性湿疹

脂漏性皮膚炎(湿疹)の原因・症状と治療法・セルフケア方法(スキンケア大学)
http://www.skincare-univ.com/article/000682/

皮膚の赤み…脂漏性皮膚炎(サッポー美肌塾)
http://sappho.jp/wp/kougi/kougi_365.html

#脂漏性皮膚炎が疑われるようでしたら、とにもかくにも病院へゴー!です。
#自己診断、ネットにある口コミ(含むこのブログ)を信じる等は危険です。

でも、原因もその治療法も、きちんと確立されていないようで、薬を塗れば必ず治る、というものでもないようです。

マラセチアという真菌の増殖が原因の一つのようですが、洗い過ぎ、洗わな過ぎ、ストレス、不摂生なども原因として挙げられています。

ま、原因も治療法も、明確にはよく分からない病気のようです。

マラセチアは皮脂が大好物で、皮脂が沢山あるところで増殖するので、皮脂が残り過ぎればマラセチアが増殖する温床を作ってしまうことになるかもしれません。

そもそも、酸化した皮脂は肌には刺激になりますので落とさなければいけません。

しかし一方で、洗い過ぎも脂漏性皮膚炎の原因の一つとして挙げられており、スキンケアとしてのアドバイスを読むと、

「皮脂や汚れをやさしくしっかり落としましょう」←それってどうすりゃいいねんっ!

と憤るようなものが多いのですが、そう、良く分からない病気なんだからしょうがないのです。

ということで、何をどうしたらいいのか明確には分からないのですが、皮脂を取るのも残すのも、極端に走り過ぎないことが大切だと思います。

「皮脂を過剰に残すことが脂漏性皮膚炎を発症させる可能性がある」

ということを覚えておいて下さい。

こんなことも書いていますが、もっと声を大にして言うべきだと思いまして。

(角質培養は)垢を溜めることが目的ではありません。
落とすべき汚れはきちんと落とすことも大切です。

さて、櫻田と脂漏性皮膚炎について語ってみたいと思います。

角質培養とは直接の関係はありませんが、そもそも肌が弱いことと、それに追い打ちをかけるような間違ったケアが原因でした。

櫻田の脂漏性皮膚炎〜頭皮の場合は洗い過ぎが原因だった〜

頭皮の脂漏性皮膚炎になったことが何回かあります。


#フケがウヨウヨと湧いて来ます。

2009/08/06 アトピーが痒くて毛穴どころじゃない2
2011/02/03 脂漏性皮膚炎で毛穴どころではない。。

2009年の最初は、身体にアトピーが出ていたので、それが頭に出たと思っていました。これは「洗い過ぎ」等で肌が過敏になったことが原因だったと思います。
普通のシャンプーから石けんシャンプーに変えた時に起きました。
石けんシャンプーは脱脂力が強いですし、刺激もありますからね。

最初はそのことから目を背けていました。
だって、石けんシャンプーの方が肌に良いと思ったから変えたのに、それで頭皮が炎症しちゃったとか、めちゃカッコ悪いじゃないですか(笑)

ということで、アトピーで肌が弱っているところに、刺激の強い石けんシャンプーで洗った事で頭皮が過敏になり、脂漏性皮膚炎の症状が出た、と考えています。

石けんシャンプーって肌にやさしいんじゃないの?

石けんシャンプーと言えば、

「食器洗い洗剤にも含まれる合成界面活性剤が入っている合成シャンプーなんか危険過ぎるから今すぐ捨ててシンプルで天然でやさしい石けんシャンプーにしましょう」

的キャンペーンが行われることが多いですが、単純にそうとは言えません。

余分な成分は確かに不要でムダなトラブルを生むことがあります。
そういう意味では石けんシャンプーの方が洗うことに徹していてシンプルで「やさしい」でしょう。

しかし、石けんも同じように界面活性剤であり、
(合成・天然で区別する意味はあまりないと思っています)
石けんは特に脱脂力が強いですし、遊離アルカリとかの話もありますし、刺激が強いと感じています。
だから、敏感肌や乾燥が強い肌には、俗に言う合成シャンプーの方が「やさしい」かもしれません。

物事には多面性がありますが、単純化した強いメッセージの方が、
分かりやすくて飛びつきやすいんですよね、それ櫻田ことですけど。

櫻田の脂漏性皮膚炎〜鼻の周りの赤いぶつぶつは脂漏性皮膚炎ではないらしい〜

小鼻の周り、鼻の頭のちょい上にできる微妙に赤いブツブツは、脂漏性皮膚炎じゃないっぽいです。

いろいろなお医者様に見せても聞いても、そう言われることの方が少ないからで、うーん炎症してますね、特に名前はないけど、的な診断が多いです。

抗真菌剤も何度か塗ったことがありますが、あまり効果がありませんでした。

我々は何か普通じゃないと、
(それも、雑誌で見るモデルさんの加工された肌、というレベルの高い普通と比べて)
原因を明らかにしたり、病名を付けてもらったりすることを求めがちです、それ櫻田ことですけど。

でも、人間の身体のことは、医学で明らかになっていない部分が多いのに、その医学の枠組みの中でつくった分類や病名、原因の分析しかできません。構造の限界。

だから、

「うーん良く分からないけど炎症してますね。とりあえず抗真菌剤かステロイド剤出しておきます。」

ってなるのもしょうがない。

「ま、ちゃんと寝て、適度な運動して、バランス良く食べて、ストレス溜めないように。」

という常套句が出るのもしょうがない。

そんな時に何ができるかと言えば、引き算のスキンケアです。

なるべく刺激を与えず、最低限保護して、肌が回復するのをじっと待つしかない。

そういうのが角質培養なんじゃないかなと思います。

「洗わない」が良い人もいれば、危険な人もいる

前提として、角質培養は「洗わない美容法」ではありません←しつこい

落とすべき汚れは落とさなきゃいけない、でも、落とし過ぎも良くない・・・
その境界線はどこ?と、悩み続ける櫻田の歴史が、この角質培養ブログには刻まれています。

そして、年齢と共にまた変わって行くのだと思います。

年齢や環境によっても変わり、季節によっても体調によっても変わります。
そして何より人それぞれ。
洗わないことがプラスになる人もいれば、大きくマイナスになる人もいます。

乾燥肌でノーメイクで、今まで散々「取り除くケア」をしていた人なら、
洗わない事で効果があるかもしれません。

しかし、皮脂の分泌が多い人、メイクをしっかりする人が洗わなければ、
落とすべき汚れが溜まってトラブルの原因になるでしょう。

じゃあ皮脂はどれくらい取ればいいのか、は正直分かりません。
水洗顔、ぬるま湯洗顔、なちゅRe:洗顔、洗顔フォーム、石けん、クレイ・・・、
気になった方法で、トライアンドエラーを繰り返すしか方法はありません。

メイクも「ちょっとくらい残ってても良い」と言う人もいます。
それは、メイクは残っていても問題がない、という意味ではなく、メイクを完全に落とすために、肌をゴシゴシこすったり強い界面活性剤を使う大きなダメージを考えたら、
少しくらい残ったメイクが及ぼすダメージの方がマシ、という意味だと思います。

それを、メイクが残っててもOK!と解釈してしまう人も一定層います。

スキンケアに付いてお話しするとき、常にそういったリスクがあることを、
考えながら記事を書かなくては、と改めて思う2015年冬、です。
角質培養を続けて来て気付いたリスクや危険性、勘違い等記事にしつつ、
ずっと手をつけられていなかった、全記事見直しも2016年は進めたいと思います。

櫻田の書くこのブログも、素人の聞きかじり、個人的な体験や意見に過ぎません。
常に自分の肌と対話しながら、マイベストを探して下さいね!