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鼻の毛穴の黒ずみや角栓と戦い、毛穴写真でレポし続けるアラフォー女のブログ。皮脂と涙の7年目。

毛穴と美肌と保湿 3.水分を入れて油分でフタ?

      2015/10/29

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■前回は、肌の役割と構造から、保湿が大切であるということをお話ししました。

9/27 毛穴と美肌と保湿 1.はじめに
10/4 毛穴と美肌と保湿 2. 5分で分かる肌の役割と構造

今回は、チマタで言われる「水分を入れて油分でフタ」を検証しながら、
肌にとって本当にうれしい「保湿ケア」って具体的に何なのか、考えてみたいと思います。


■復習!保湿に大切な角質の3大要素は?

前回ご説明した内容に、少し新しい情報を加えて整理しました。

*角質層拡大図
角質層

1.皮脂膜
場所 :皮膚の表面にある
成分 :皮脂と汗が乳化してできた優秀な天然のクリーム
働き :皮膚から水分が蒸発することを保護し、表面を滑らかに整える。

2.NMF(天然保湿因子)
場所 :角質細胞の中
成分 :アミノ酸、尿素、PCA(ピロリドンカルボン酸:面白い名前だよねぇ)等。
働き :水分を吸着し、角質自体になめらかさを補う。

3.細胞間脂質
場所 :角質層の間
成分 :セラミド、スフィンゴ脂質、遊離脂肪酸等。
働き :水分をサンドイッチ状に挟み込んで(ラメラ構造)離さず保水する。


角質層の水分を守るそれぞれの貢献度は、以下の通りだそうです。驚き!

皮脂膜   :約2%
NMF    :約18%
細胞間脂質:約80%
(出典:スキンケア基本辞典 皮膚科医吉木伸子)

これは絶対的、普遍的な数字ではないと思います。
条件や定義を変えれば、もっと違う数字が出てくると思います。

でも、「乾燥肌には油分を補え」という考え方は、古い考え方であると、
櫻田が最も信頼する医学的な文献でも言われていますので、
あながち間違ってはいないと思います。


では、「水分を入れて油分でフタ」を二つに分解して考えてみましょう。


■肌に「水」を付けることは必要なのか?

不要、むしろNGです。

なぜなら、肌に水をつけて(油分でフタをしても)蒸発します。
さらに蒸発する時にNMF(天然保湿因子)を奪っていくため、
肌の保水能力が低下してしまうんです。
乾いた髪に水を付けても、乾燥してすぐにバサバサになるのと一緒です。

では、肌の水分はどのように供給されるのかを考えてみます。

洗顔によって丸裸にされた素肌は吸水活動を開始します。
 角質層のNMF,細胞間脂質が外気から吸水活動を始める。(外から)
 真皮層は表皮に、表皮は角質層に積極的に水分を補給する。(内から)
→そして、NMF,細胞間脂質が保水する。

吉木先生が、お肌を土壌に例えています。
保水力のない土壌にいくら水を与えても、下から流れ出てしまいます。
まずは水持ちのよい土壌に変える=保湿成分を補うことが大切です。

じゃあ化粧水は意味がないの?

化粧水の成分表示を見て下さい。トップバッターは水ですね。
成分表示は配合が多い順に書くのがルールですから、水が一番多く含まれています。

しかし、その後に、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、レシチン、
ステアリン酸コレステロール、グリセリン、アミノ酸、等の「保湿成分」が
書いてありませんか?(PG、BGも代表的ですが、アルコールの一種で、苦手です)
これらが、「細胞間脂質」や「NMF」の代わりとなって水と結合し、肌にとどまります。

それら「保湿成分」を補うことは大変意味があります。
ただ、保湿成分よりも水分が多ければ(単純ではないですが)
水をつけていることと同じで、肌は感想してしまいます。
実際セラミドやヒアルロン酸がたっぷり含まれている場合、粘性が高くなるため、
化粧水ではなく、美容液にカテゴライズされることが多いようです。

保湿成分がたっぷり補われた肌は、内から外から水分をキャッチして保水しますから、
改めて化粧水等で水分を補うことは不要です。
むしろ、水をばしゃばしゃ付ければ、余分な水分が蒸発する時に、
せっかく補った保湿因子まで奪っていってしまいます。


■「油分でフタ」をすることは必要なのか?

結論から言うと、油分でフタをすることは不要ですが、
油分が足りなければ補い、過酷な環境から肌を保護することが必要です。

保湿という意味からも、やはり水分の蒸発を防ぐことに少しは貢献していますし、
角質層の間に油分がしみ込んで、余分な角質細胞がはがれおちないようにし、
なめらかに肌を整えるからです。

しかし、油分にはに酸化による刺激、皮脂詰まりというリスクもあります。
油分が過剰なのか見極めが必要と言えるでしょう。

また、保湿貢献度をみると、その貢献度は2%。。。
いくらフタをしたつもりでも、水分はその間を縫って蒸発します。

さらに!私たち「毛穴の開きに悩む人」の肌質は概して皮脂過剰、オイリー肌です。
(たるみ毛穴にお悩みの方は別かもしれませんね)
なぜなら、毛穴の開きは皮脂分泌の量にある程度比例するからです。

そんなオイリー肌の人が有り余る油分をさらに補えば、
毛穴が詰まってニキビができます。当たり前です。orz….
(皮脂の分泌が多いと、その表面張力で、毛穴から皮脂が皮膚表面に
広がりにくくなっている。そうすると、皮脂が毛穴の中に詰まってくる。orz….)

また、小鼻の周りが赤くなったり、皮脂分泌が盛んな毛穴の周りが赤い場合、
酸化した皮脂の刺激で炎症を起こしている可能性があります。

洗顔後、すぐに化粧水、乳液を付けるのではなく、
少し様子をみて、足りないところだけに補うのが正解だと思います。

結論として、油分で「フタ」をすることは不要ですが、
油分で肌を保護することは、肌の状態によっては必要と言えます。

#保湿成分自体はどうすればより肌に定着するのかが、次の研究テーマかな。。


■じゃあ、具体的に保湿ケアはどうしたらいいんですか?

皮膚が持つ保湿機能、保護機能をできるだけ真似した化粧品で、
足りないところを補ってあげるという考え方が良いと思います。

保湿機能:
保湿成分は単体で成分を補うより、Mixしたものの方が効果が高いそうです。
例えば、保湿成分はセラミドが有名ということで、セラミドを単体で肌に塗布するよりも、
セラミド、コレステロール、脂肪酸等を上手く配合した外用薬の方が、
肌のバリア機能の回復を早めるそうです。

保護機能:
皮脂膜については、断定はできませんが、乳化された成分を塗布した方が、
油分そのものを補うよりも、皮脂膜に近い状態を再現できると思います。

具体低に言うと、顔にはホホバオイルではなく、
アイリスデイクリームの方が良いのかも?ということです。うーん。研究します。

そして、忘れてならないことは「足りないところを補う」ことです。
具体的には、何もつけない状態でお肌を観察して、「今日の肌の調子」
を見極めた上で、その日の状態に合わせたのスキンケアしてあげることです。

過剰に与えるのではなく、足りない部分だけ、補うことが大切だと思います。

具体的にどの成分が、どの商品がいいのかについては、
櫻田の顔のアトピーがおさまり次第、少しずつ実験していきたいと思います。
成分表示や机上の理論だけでは、本当のことは分かりませんし。


■今日のまとめ

保湿ケア
=水ではなく保湿成分を補う。
=油分は自分の今日の肌質を見極めて補う。

もっと具体化すると。

保湿ケア
=保湿成分がバランス良く配合された美容液(化粧水)を付ける。
=油分は最初から付けるのではなく、肌の様子を見て足りない分だけ付ける。


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そういえば、化粧水、乳液は不要かもしれないですね。
だいたい、化粧水、乳液、美容液、クリーム、という分類は、
なるべくたくさんのアイテムを売りつけたい化粧品会社の戦略です。

次回は皆さん御存じ「化粧水パック」の功罪についてお話したいと思います。
出来るだけイラストを増やして、文章減らしますね。。。


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