角栓研究でノーベル賞を狙っている櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
いや大方ウソですけど、ちょっと本気というか・・・むしろ「櫻田こずえ賞」を授与する角栓財団を創設するので、誰か研究して下さい!
さて今回は、前回に続きガサガサクマ子さんからご相談を頂きましたので、ブログ上にてお返事させて頂きますね。
最近気づいてしまったのです。
しっかりと、クレンジングをしたのに、明るい電気の下でよーく鼻を見たら…え!!??ななななんと、毛穴の穴の中に…ファンデーションが溜まってる…キモイッッ!!!(T_T) そう…毛穴にファンデが残されていて …てんてんが、ファンデ… 気持ち悪い…(T_T) 最近、気付いて…私は愕然と致しました(マジに。)見た時に、ギョッとしました。
#イメージです。櫻田のです。
恐らく、「それ」を除去し「それ」ができなくなるお手入れ方法を知りたいということが、ガサガサクマ子さんのご相談の最終的なゴールだと思うのですが、それは不可能です。
お力になれなくてごめんなさい。もし知ってたら櫻田がとうに美毛穴になっております。
(もしくは、美容皮膚科に毎週、毎日通い、プロのケアを惜しみなく受ければ可能だとは思います。)
まずは「それ」が何かについて、櫻田の考察を。
クレンジング&洗顔後、毛穴の中に残った白いものとは
まず、その毛穴の中に残っているものはファンデの残りではなく、巷でよく言われる「角栓」です。
角栓、それは毛穴に詰まった何か白っぽいものの総称なのですが、その組成や形状は人によって、部位によっても全く違って来ます。
角栓の「角」は、角質の角。「栓」は穴をフタのように塞ぐもの。
「角質の固まりで毛穴を塞いでいるもの」と考えられるんじゃないかと、漢字を見ていて思いました。まあ、単なる外来語の当て字かもしれませんが。
でも、そうなんです、角栓の主な構成要素は剥がれた角質なんです。(&皮脂)
#なんか角栓の中につぶつぶしたの、見えません?
角質(が剥がれたもの=垢)と皮脂(と、相対的にごく微量の汚れ)が混ざり合っていて、その比率は人によってかなり違い、固さも違って来ます。
そして、油分を含む固まりなので、露出していれば、そこには汚れがついて取れにくくなりますし、ファンデが付けば、クレンジングしても幾分か残ると思いますし、酸化したりして黒ずみます。
なので、角栓のごくごく一部が、クレンジングし切れなかったファンデ、と言うことができると思います。
これを取るには、その「角栓」自体を取らなければ、取れません。しかし、
・角栓を取ろうとすると「必ず」肌を痛めます(後述)
・肌を痛めれば、より角栓のできやすい肌になります。
・そして我々は体質的に、角栓ができやすい体質です。
八方ふさがり!角栓スパイラル!
これが、世の乙女を悩ます、鼻の毛穴にできる角栓に関する櫻田の考察の概要です。
#改めて「角栓の個体差・出来やすい体質」について記事を書く予定です。
では、角栓を除去し、角栓ができなくすることは、なぜ不可能なのか?
角栓を取り除くことはできますが・・・
角栓が固いタイプの方は、毛穴すっきりパックを上手に使えば、かなりすっきりキレイに取れるでしょう。
ピンセットで抜いてもいいですし、
・毛抜きで角栓を抜く
圧出してもいいですし、
・うん、とうとうプッシャーに手を出したんだ。
ブラシでこすったり、取り除く方法はお好み次第。
でも、どれも確実に肌を痛め汚毛穴が進行します。一瞬の美肌のために、将来の美肌を安売りするようなものです。
肌を痛めずに自分で角栓を取り除くことは、不可能です。
クレンジングを何度もしたり、スチーム当ててどうにかしようとしたり・・・は、やはり肌を痛めます。気付かずに指に力が入ってますしね。
なお、角栓が柔らかいタイプの方なら、クレイパックや酵素洗顔程度でキレイになるかもしれません。エステの安価な吸引等もある程度効くでしょうが、その程度の方はそもそも角栓にそれ程悩まれていないと思うので、ここでは割愛します。
角栓が二度と溜まらないようにする方法はあるのか?
ありません、現時点では不可能です。
角栓が溜まる原因は、後天的要因(お手入れのし過ぎ)もありますが、主に体質、先天的要因です。
・根底にはホルモンバランス等があり、
・その上に皮脂分泌過多があり、
・直接的には角化の亢進があると思います。
アラフォーなのに無尽蔵♪この毛穴油田が悪いのさっ★1
アラフォーなのに無尽蔵♪この毛穴油田が悪いのさっ★2
アラフォーなのに無尽蔵♪この毛穴油田が悪いのさっ★3
アラフォーなのに無尽蔵♪この毛穴油田が悪いのさっ★4
角栓ができる根本原因の、できるだけ根本に近い所で食い止める方法を模索することが、櫻田の使命かと思っていますが、未だそれは発見できていません。
櫻田こずえの鼻の毛穴対策の歴史:2012〜13年 毛穴に行き詰まり美容皮膚科へ
櫻田こずえの鼻の毛穴対策の歴史:2014〜15年 根本解決は諦めましたけど
何度かお伝えしている、小林メソッド(皮脂腺凝固法)やアキュテインの服用等が近いかと思いますが、これで本当にキレイさっぱり解決しました、という人はごく少数かと思います。
クマ子さんも、皮脂腺凝固法を3回お試しですよね・・・結果改善されなかったと。
ということで、今後の研究成果をお待ち下さい!としか言えませんが、正直、やはり難しいと思っています。
もっとマシな状態を、あまりお金や手間をかけずに維持することはできないのか?位の研究になってます、最近。
じゃあ、どうすれば → 気にしないことです
毛穴の悩みはお肌の問題ではなく心の問題だと思います。
毛穴に悩める人の99%、いや櫻田調べだと100%がそうで、櫻田もそうです。
お肌からちょっと距離を置くことができたら、それがお肌にとってもクマ子さんにとっても一番良いことだと思いますし、一番の解決法は「気にしないこと」です。
気にしないなんて私の世界一汚い汚毛穴では無理だと思われると思います。
私もそう思います(笑)それでもなお、気にしないことが、唯一の解決策だと、沢山の毛穴に悩める方とお話ししてきた櫻田は思います。
・毛穴インタビュー:毛穴からの卒業は突然に
突然毛穴が気にならなくなった方のお話。
・皆が私の毛穴を見て汚いと思っている!★毛穴に取り憑かれた地獄の日々を越えて.1
この毛穴さえなければ!と思いながら涙が溢れてくる・・方のお話です。
最近、非常に明るいところでクレンジング後の肌を間近で見られるようになって、毛穴にファンデが残っている!と気付かれた、とのことですが、暗い所に戻りましょう!
0.1%程度はその可能性もあるかもしれませんが、カミソリを頻繁に使用したり、クレンジングを繰り返す事の方が、毛穴をひどくしている(肌を痛めている)と思います。
また、ファンデが残っていることを心配してクレンジングをさらに強くしたり、肌を擦る、押す、こと(気付かないうちにやっていることが多いです)は絶対にやめましょう。逆効果です。
肌について勉強し、過剰なお手入れを止めましょう→肌が育つ
肌を育てましょう。
それは、肌について勉強し、肌が育つのを妨げるような過剰なお手入れを止めることです。(後述する角質培養NG集を読んでみて下さい)
・「女性誌にはゼッタイ書けないコスメの常識」岩本麻奈レビュー より
今、クマ子さんは肌にとって「余計なこと」をされている、されようとしていると思うので、それを「止める」ことが一番だと思います。肌への過干渉は何も良い結果をもたらしません。
何が肌にとって余計なことなのかは、前回ご紹介したようなサイトや本で勉強することから初めて見て下さい。(サッポー美肌塾・宇津木式・角質培養)
肌を育てても、毛穴がキレイになる保証はありません。でも、毛穴ケアは大抵肌に負担です。
角栓は大きくなります、我々の頭の中で!
毎日毎日、この角栓が気になって見つめていると、どんどん大きく、汚く見えて来ます。いや実際汚いんですけど、角栓ばかり気にしていると、脳内にネガティブなスイッチが入り、全てを悪く捉えようとするモードになりがちだと思います。
この、ファンデの詰まった溜まった毛穴を見つめていると…言葉は悪いですが… 死にたくなります(精神面が不安定の時には。)・・・中略・・・・毛穴の事なんて世の中の人の不幸と比べたら毛穴の悩みは小さいものです。とても、とても…。
#イメージです。櫻田のです。
角栓に悩んでいない方は、たかが角栓で!病気や飢えで苦しんでいる人もいるのに!と思われるかもしれませんが、毛穴に非常に悩んでいる方は、多分、そんな気持ちになったこと、そういう言葉を使いたくなったこと、ある方もいらっしゃるんじゃないかと思います。自暴自棄になる気持ちを、とてもネガティブな時に言葉で表現すると、こうなってしまう。
そう思って苦しくて苦しくて泣いてしまう夜があるのは、私だけではないし、クマ子さんだけではないし、あなただけではないのです。そう思い、敢えて掲載させて頂きました。
毛穴と闘って、苦労してきました。食生活にお金を掛け・サプリメントにお金を掛け・脱毛にお金を掛け・毛穴治療は、恐くて今迄まだやっていなかったのです(フォトRFはやりました、何故なら、産毛に効果があるとの事でさたのででも、医療脱毛の方が正解だと思い、やめました。)・クレンジング、化粧水、美容液、アイクリーム、クリーム(もちろん完全なるオーガニック製品の物です)・化粧品(こちらも同じく)・・・お金も手間も時間も…なのに、毛穴は若い時よりも(食生活もスキンケアも化粧品も化学薬品使った物を使用していたのに。)ひどい…。
櫻田も戦って来ました・・・これまで毛穴に捨てたお金はなんだったんだろうって思いますよね・・・生まれつき毛穴が無い人←そんな人いません が羨ましいを通り越して、憎らしいです。
わーん、クマ子さん・・・苦しい・・・涙・・・・多分、クマ子さんはもう分かっていらっしゃると思うのですが・・・
我々に必要なのは、肌について学び、肌に余計なことを止める、まずはこの2つだと思うんです。
望みを高く持ってしまうと、心理的ストレスになります
ここ、ここがクマ子さんの弱点だと櫻田は思うのです。
まず、以前の肌に戻りたい・・・誰もが望むことでありますが、残念なことに昔の肌に戻すことはできません。せめて、と仰っていますが、走るのが苦手な人が、せめてオリンピックに出場したいと言うくらい、高過ぎます。
お肌について勉強し、可能なことと不可能なことを学ぶと、また違って来ると覆います。現実とのギャップが大きいと、ストレスも大きくなってしまい、自暴自棄になりがちです。
化粧品のCMや雑誌の美肌モデルは「画像加工」で毛穴を消しています。一般人のインスタもアプリで美肌加工し放題です。あれと鏡のなかの自分を比較してはいけません。
また、藁にもすがる思い(何か良い治療・・)、、、もとても分かるのですが、まずはご自身で肌の勉強をしっかりしないと、情報に流され、ご自分を苦しめ、毛穴を痛め続けてしまうと思います。
櫻田のブログが煩雑過ぎて、何から読んだらいいのか、どうしたら良いのか分からないですよね・・まずはこれだけでいいので読んで下さい。
そうすれば、病院に行けばいい、ということではないということがご理解頂けると思います。
角質培養は一言で言えば「放置プレイ」です。病院に行ったりコスメを買ったりするものではなく、肌の力を信じて、できるだけ「余計な事をしない」ようにすることです。病院に行く必要はありません。
★
最後に一つ、ご質問にお答えしておきますね。
私も知りたいですっ!!!(笑)
まだまだご質問頂いているので、改めてお返事させて頂きますね。
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