この世から「毛穴ケア」商品がなくなればいいのにと思っている櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
世の「毛穴ケア」は、毛穴にダメージを与え、より毛穴を広げる、悪化させるだけだ!と、断言したいくらいです・・・普通に保湿、スキンケアをしましょう!
・毛穴すっきりパック〜なぜ角栓を取ると毛穴の状態は悪化するのか?〜
・毛穴すっきりパック〜角栓を取っても意味がない、むしろ取るべきではない理由〜
・毛穴すっきりパックの「カイカン」〜やっちゃダメな人ほど常習化する理由〜
毛穴すっきりパックを卒業されようとしている方へ、毛穴先輩から最後まで長ったらしいエールです。
毛穴すっきりパックしないで、どうすればいいんですか?
はい、何もしなくていいです。
何もしないことこそ、すべきことです。
特に毛穴のスペシャルケアはやめましょう
無理に角栓を取ろうとせず、あたかも毛穴など存在しないように、普通にスキンケアしてください。
洗顔すれば指に確実に角栓が触れます、でも、指先に力を入れたり、爪を立ててはいけません。
酵素洗顔やスクラブなども毛穴すっきりパックと同様のダメージを肌に与えるので控えましょう。
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なんて冷静に言われても、ねぇ、つい。
ゲット!
角栓を取らないと毛穴が広がる/小さくなれないじゃない!
これは櫻田の持論ですが「角栓は毛穴のサイズに依存している」と思います。
・毛穴の大きさに合わせて角栓が育つ
角栓が大きいから毛穴が大きくなる、角栓が小さくなれば毛穴が小さくなる、ではありません。
確かに、角栓を抜けば一時的に毛穴は小さくなりますが、それは永続しません。
時間が経てば元の大きさまで戻ります。
そして「角栓を取る」という行為は、毛穴にダメージを与えて毛穴を広げる方向に働きます。
だから、何度も言うけど角栓はいじるなっ!
・毛穴すっきりパック〜角栓を取っても意味がない、むしろ取るべきではない理由〜
角栓を放置するなんてできない!
一時的にちょっと目立つ時期があるかもしれません。
これは、毛穴すっきりパック等をやり過ぎてビニール肌状態だった時に、角質培養をはじめて一ヶ月後にエライ状態になり、その後だんだん落ち着いていったの図、です。
ハードなケアを止めて肌が落ち着いてくるからだと思います。
また、櫻田のように徹底的にやると、角栓が「もっこり」となりますが、普通に洗顔したりクレンジングしていれば、このような極端なことにはならないと思います。
ちなみに、本気で徹底するとこうなります。ある意味あっぱれです。
・毛穴インタビュー:こすらないMさんの場合.2 衝撃角栓画像
脂漏性皮膚炎などのリスクがあるので、どうか極端になさらないように!
大きな毛穴には角栓があったほうが隠しやすい?
なお、大きめの毛穴をお持ちの方は、ある程度毛穴に角栓があった方が、化粧などのの凸凹が目立たない説もあります。
私は押し出すとか抜くとかいうケアは本当にしなくて。
だって、ぽっかり開いちゃうと、化粧で隠すの大変じゃないですか。
だったら角栓がいてくれた方がフラットだし、化粧で隠れやすいから。
小林メソッド(皮脂腺凝固法)読者体験記.2☆施術当日&ダウンタイムより
最初はびっくりしましたが、経験的に櫻田も同意です。
ぽっかり毛穴は埋めるのも大変だし、
毛穴落ちした時の哀れさったらないですから。
もっこり盛り上がっていると流石に目立ちますが、徹底的に触らない、とか極端なケアではなく、普通にクレンジングしたり洗顔していれば、凸凹を埋めるくらいの角栓しか育たないと思います。
そもそも目視で角栓が見えるのは自分だけ
です、はい。誰もあなたが毛穴を見つめるような距離と視線で、あなたの鼻を見ません。
そして「角栓を取る」という行為は、毛穴にダメージを与えて確実に毛穴を広げる方向に働きます。
だったら取らない方がいいじゃん!
あ、でも角栓の脇から皮脂が滲んで来たら、ふんわり吸い取ってやってね。
これはテカって目立つので。
はい、でもこすっちゃダメです、乗せるだけ!
パックを止めれば毛穴は元に戻るの?
分かりました、金輪際毛穴すっきりパックはしません!
ハードなケアは全てやめます!
そうすれば毛穴は小さくなるんでしょ?
いえ、残念ながらそうとは限りません・・・。
・間違ったスキンケアによる悪化は止めることができます
・どこまで良くなるかは人それぞれです
出た!個人差!人それぞれっ!誤魔化すなよっ!
いやでも、本当にそうなんだからしょうがない。
これには大きく二つの変数があり、その掛け合わせで「良くなる度」が決まります。
「どこまで良くなるかは人それぞれ」について長々と説明します。
その1:今までどれほどの頻度&期間パックをしてきたのかによる
毛穴すっきりパックに限らず、剥がす、削る、こする系のスキンケアは、そのダメージが、肌に不可逆的な変化をもたらしますので、頻度高く長くパックしてきた人は、元に戻りにくくなっています。
何度もすみませんが、美夏先生4649!
治療で一番難しいのが、いじりすぎ、こすりすぎで、傷跡のように周辺が固くなってしまった毛穴です。
どうしても色々ご自分で試された後の毛穴は、長期間外力がかかり、その場所に炎症がおきています。
毛穴周辺に炎症惹起物質や白血球などがあつまり、その結果として線維性の固い傷になっています。
美夏クリニック:毛穴の治療の最近の記事
櫻田の美夏クリニック通院記
子供の頃につくってしまった傷が、大人になっても残る・・・何度ターンオーバーして入れ替わっても、ピーリングしても、肌は「傷跡」の形を再び形作ります・・・そう、大きな毛穴も一緒です。
頻度高く、期間が長く、使い方(乾かし過ぎるなど)が悪ければ悪いほど、そのダメージは傷に近い状態にしています。
こういう方(櫻田)は、ケアを止めてもなかなか元に戻りません。
櫻田のように後悔しないためにも、今、ケアをエスカレートさせてしまっている方は、今すぐストップさせましょう。
その2:美肌限界値による
櫻田が勝手に唱えている「美肌限界説」というものがありますが、一言で言えば、
「体質的に肌が汚い人は、どう頑張ってもそのレベル=美肌限界値以上に綺麗な肌にならないよ。」
ってことです、これが現実です。
ろくに化粧も落とさず、お菓子ばっかり食べてタバコ吸って寝不足でも、肌が綺麗な人がいる一方、どんなにスキンケアや生活習慣を頑張っても、肌が汚い人もいます。
世の中は不平等ですから、はい。
肌の美しさはほぼ内的要因で決まっている
内的要因:主にホルモンバランス等の体質(自分で変えられない)
外的要因:スキンケアや化粧、食事や運動等(自分で変えられる)
外的要因を完全にベストに整えた時の「その人の肌/毛穴の美しさ」の限界は、内的要因で決められており、それを超えることはできません。
毛穴の大きさって、ほぼ内的要因で決まってます。
by吉木先生
ほぼ、ほぼほぼ、外的要因をどうパーフェクトに整えたって、内的要因の限界「本来のあなたの肌」以上に綺麗にはなりません。
皮脂がガンガン出るようなホルモンバランスに生まれた方、皮膚に潤いをもたらす女性ホルモンが控えめに成長された方、は、どう頑張っても無理です。
スキンケアが肌を綺麗にすることはあまりないけど、汚くすることはできる
外的要因=スキンケアは、肌を綺麗にする力はあまりありません。(守る・助ける程度)肌自身だけが肌を綺麗にできます(だから放置プレー:角質培養を推奨するのです)
そう、スキンケア=たいてい余計なことです。
綺麗にすることはあまりできないのに、汚くする力は多いにあるのです。
だから、引き算のスキンケアをすることが、外的ネガティブ要因を取り去ることになり、本来のあなたの肌のレベルまで戻すことにつながるのです。
その極端な例が「何もつけないケア」「角質培養」「肌断食」系です。
・肌断食系スキンケア理論:宇津木式,非接触,サッポー,角質培養って何?
ただ、本当に何もつけないでいられるのは、自助機能が整った健康な肌だけです。
やり過ぎもやらなさ過ぎも、極端なケアはダメージが大きいので、「毛穴ケア」っぽいことを止めるだけでも十分だと思います。
パックを止めて「毛穴が驚くほど綺麗になる人ランキング」
ケアをやり過ぎていた:毛穴すっきりパックや、スクラブ、ゴマージュ、ブラシ洗顔、まゆ玉、酵素、トーニング、ピーリング等のケアを定期的にしていた。
1位:「本来肌が綺麗な人」が「ケアをやり過ぎていた」
これは面白いほど効果が出ると思います。
本来美肌な方が、さらに高みを目指してろくでもない美容皮膚科に通って肌がおかしくなった場合なども、有効なんじゃないでしょうか。
2位:「本来肌が綺麗じゃない人」が「ケアをやり過ぎていた」
場合も、改善は望めると思います。
皮脂が止まるわけじゃないし、炎症が全てなくなるわけじゃないので、、でも、炎症は減ると思いますよ、大幅に。
じっくり時間をかけて欲しい方々です。
3位:「本来肌が綺麗な人」が「控えめななケアをしていた」
場合は、改善はあーんまり望めませんし、
4位:「本来肌が綺麗じゃない人」が「控えめなケアをしていた」
場合は、ちょっと改善は望みにくいかなと思います。
でも、「一般的なケア」すら通常やり過ぎなので、一度ケアを引き算してみられることはおすすめしますよ!
結局「美肌限界値」は超えられないのか?
櫻田はこれを越えるのは「美容皮膚科」で、レーザーなどの外科的手法を取るしかないと思い、今まで毛穴にお金をつぎ込んで来ましたが、結論としては「超えられない」です。
・みやた形成外科で鼻の毛穴をフラクショナルレーザーeCO2:2回目11日後
一年かけましたが、見違えるほどの効果は感じなかったし、結局さりげなく元に戻ってました。
鼻の「穴」を小さくする、くらい、鼻の「毛穴」を小さくする、ということは難しい、と言っても過言ではないと思います。
ただ、毎月10万円くらい美容皮膚科に注ぎ込み続けられるのであれば、ある程度は維持できるんじゃないでしょうかねぇ、やったことないからなんとも言えませんが。
じゃあ私たちに何ができるのか〜あきらめる=何もしないという選択〜
あきらめると、何もしないという選択ができる
私たちは「肌本来の状態」以上の肌を持つことはできません。
どんなに人より劣っていようと、ブザマであろうと「肌本来の状態」受け入れるしかありません。
なぜなら、「肌本来が持つ力」それ以上に肌を美しくするものはないからです。
ただ、現代に生きる我々は、化粧をして落とす、紫外線を浴びる、体内の様々なバランスが崩れて炎症を起こす、などの、肌にとって本当にダメージになることから「守る」ことは必要ですので、大昔の人はスキンケアなどしていなかった!だから何もしないのが絶対にいい!というのはナンセンスです。
私たちにできることは、肌を刺激からガードしながら、「できる限り肌の邪魔をしない」ことです。
あきらめましょう。
あきらめると、毛穴に余計なことをしなくなります。
それが一番だと思います。
毛穴は個性〜長所を見つけて伸ばす〜
某化粧品会社社長に「毛穴は個性」と言われてキレそうになったことがありますが(いや、実際キレた)、今なら激しく同意です。
そう、個性なのです。
個性は本来その人が持っているものですから、それを潰そうとしても無理なのです。。
でも、教育みたいに「個性を生かして伸ばす!」こともできませんよね・・分泌した皮脂で発電とかもできませんし。
苦しいですけど、繰り返しますけど、短所の矯正はあきらめて、長所を見つめて伸ばす、というのが、心にも、毛穴にも、一番の治療法だと思います。
毛穴より、チャームポイントに着目しましょう。
我々は毛穴を見過ぎです!
毛穴を見過ぎるから、より目立って見え、毛穴そのものが自分のアイデンティティになってしまい、セルフイメージがガタ落ちし、毛穴のせいにする人生が始まる・・婚約破棄は毛穴のせいとか言ってた櫻田がいい例です。
・「私ほどひどい毛穴の人はいない」と主張する理由〜身代わり毛穴〜
「本来の肌」以上に綺麗になりたいのなら、レーザーしかない・・・そう思って一年かけて鼻の毛穴をレーザーで焼き払ったのに玉砕した櫻田が言います。
ポジティブに毛穴をあきらめましょう!
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いやでも実際櫻田も、まだ完全には諦めてないので偉そうなこと言えないんですけどね・・・・ということで、ブログは続きます(笑)