自分の中で角栓がにわかに盛り上がりを見せている(実際にもっこり盛り上がっているんですが)櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
自分の角栓を何かこう、顕微鏡で見てもらったり、その構成成分を分析してもらえないかなーってネットで調べていました。
「異物混入の成分分析」(食品会社のクレーム対策?)という分野があるらしく、そこなら「何か分からんけどとりあえずこれ何でてきてんの?」っていうのも調べてくれないかなとか思って。
・異物総研株式会社(個人はNG)めちゃめちゃ面白い
・神奈川科学技術アカデミー:高度計測センター(巨大過ぎて角栓一つ持ち込める気がしない)
・法科学鑑定研究所(訴訟がらみとかだし関係ないけどリアル科捜研!)
なんて調べていたら、毛穴に悩むアラサー様からタレコミ情報がっ!
「角栓の断面図が掲載されています!小学館「美的」142ページです!」
という貴重な情報がっ!
#さらに、「美人眉が書けると噂の付録」という、美人ブログ的に貴重な情報がっ!6月号に河北眉ブラシが付属するそう
で、調べてみたところ、IPSAの新商品の宣伝に角栓の写真が!
IPSA:つまらない博士の、つまらないお話
#IPSAってオヤジギャグをタイトルに持って来るような会社だったのね・・・すごくクールなイメージなのですが・・・好きです。
えぇ、確かに載ってます、角栓の断面図の顕微鏡写真!必見!
毛穴に悩むアラサー様、ありがとうございます!ありがとうございます!
さて本日は、こういう角質がいっぱい詰まった「固い角栓」ができる人と、できない人がいる、というどうでもいい話を延々とします。
私は角栓が固い人?
当てはまるものに◯をつけてください。
・ひょっこり出て来た角栓を爪でポロリすることができる
このうち二つ以上◯がつけば「角栓固い人検定一級」です。
一つだと三級かな←二級の定義が気になる
★
さて、普通の方なら他人の角栓なんて見た事がないと思いますが、櫻田は大変沢山の方の角栓を見たり、角栓について語り合って来ました。
そこで「角栓が柔らかい人がいる」という事実に愕然としました。角栓をピンセットで抜くとか、どうやるの?って聞かれました。未知との遭遇です。自分のは固いので、皆の角栓も固いと思っていました。
髪質や声質に違いがあるように、角栓にも個性があることを知ったのです。
「髪質別のトリートメント」が存在するように「タイプ別角栓の扱い方」があってしかるべきであり、断りを入れず、櫻田の角栓タイプを前提として話を進めてはいけないんだなと思いました。
ただ、毛穴に激しく悩んでいる人は、角栓が固い傾向があります(櫻田調べ)し、このブログは毛穴に激しく悩んでいる人向けだから、まあいいか。
まあいいか、程度の話が、なげーよ。
角栓が固いのはどうしてなのか?
角栓の成分は、今まで見聞きしたところによると、
・角質(剥がれた角質=垢)
・皮脂
・産毛
・汚れ
だと思われますが、汚れは、意外とその割合は低いと見ています。
このように、角栓の周りに白くまとわりついているのは、あからさまにファンデです。(これはファンデが毛穴落ちしている画像です)
また、産毛は毛穴が黒く見える理由の一つと言われていますが、意外とご存知ない方もいらっしゃると思います。レーザーで顔脱毛すると、美肌効果もあるし産毛減るし一挙両得です。ロングパルスレーザーとかさらっと当てるの、またやりたい。
・美夏クリニックレポ3・レーザートーニングで毛穴治療
おっと脱線。さて、残った角質と皮脂ですが、これが角栓の主な原材料となっていると推測しています。90%くらいはこの2つなのでは。
皮脂は基本液体です。そして角質が剥がれたもの、それは個体です。
で、固い角栓と柔らかい角栓の違いはこの二つの割合に拠ると櫻田は思っています。
答え:角栓が固いのは角栓の構成要素の殆どが剥がれた角質(固形物)だから
というのが、櫻田の推測です。
なぜ角栓の構成要素の殆どが角質の人とそうじゃない人がいるのか
答え:ターンオーバーが亢進している人としていない人がいるから。
です。はい、聞き飽きましたよね、この結論。もう一度おさらいして行きます。
・ターンオーバーが亢進すると
ターンオーバーの「亢進」とは、肌が何らかの刺激でターンオーバーを急いでしまう現象です。
こうやってターンオーバーをして肌は常に新しい「死んだ角質細胞=角質」でバリアを作り、身体を外界から守っているわけですが、何かちょっとシステムが狂ったり、強い刺激を与えられると、バリアをやたら製造しようと躍起になります。
でも、急かせばクオリティが下がるのは世の常。未熟な角質を製造してしまいます。
良いターンオーバーは、きちんと角質細胞が死ぬ。核を失って、キレイにぺしゃんこになることです。しかし、急かしたターンオーバーでは、核が残り、ぺしゃんこになりません。しわくちゃでゴワゴワするんです。
毛穴がもっこりする原因でもあります。
毛穴の壁も肌の表面ですから、未熟な角質細胞がどんどんゴワゴワして行きます。
・亢進すると、角質がいつまでも(垢となって)肌から離れない
また、ターンオーバーの過程で、角質細胞は死ぬ準備をします。すごいですね。
「将来角質が死んでガードとなり(角質細胞になること)、ぼろぼろとなってその役目を終えた時、角質層から自らを切り離す酵素を用意するそうです。
角質層の間は細胞間脂質がセメントのような役割を果たしてガッチリ繋いでいるわけですから、
それを溶かさにゃーあかん。しかし、その死の準備をする暇もなく急かされると、酵素を十分に製造できないそう。
そうすると、ターンオーバーの最後まで行っても、なかなか角質が剥がれないんですと。
・角質層がゴワゴワして肥大化し、かつ、表面の角質が剥がれないと・・
毛穴の壁も肌の表面ですから、角質層がどんどんゴワゴワして行きます。
そして、ゴワゴワしても垢として旅立つこともできず、中途半端に毛穴の中に留まります。
普通なら、垢として肌から飛び立ち(細胞間脂質を溶かす酵素で)、皮脂と共に毛穴の外に流れ出るものらしいんですが・・・とにかく毛穴の外に出られない。
そりゃぁ、毛穴が角質で詰まるよね!
固い角栓の出来上がりです。
ターンオーバーが亢進してる人は、毛穴が角質で詰まりやすいのです。
ターンオーバーの停滞と亢進は表向きの症状が似ている
ターンオーバーが亢進していると、肌がゴワゴワします。まるでターンオーバーが停滞しているように・・。
ターンオーバーの停滞と、ターンオーバーの亢進は、客観的状況、症状として非常に似たような状態になると思います。不要な美しくない角質が肌を覆い、肌がゴワゴワに・・・。
そこで殆どの方はターンオーバーが停滞していると思い、ピーリングやスクラブで表面の角質を剥がし、ターンオーバーを促そうとします。亢進している人がそうすると、肌への刺激となり、より非常事態と肌に思わせ、さらに亢進するという悪循環になります。
じゃあ、角栓やゴワゴワ肌は取ってはいけないの?
・角栓を取ったり、肌のゴワゴワを取っては良くない理由
角栓は剥がれかけた角質でもありますから、穏やかに角質層に繋がっていると思われます。それを無理矢理はがすとこうなります。
剥がれるべきではない現役角質を剥がしてしまうことは、肌の育ちを妨げ、一瞬はキレイになりますが、肌はどんどん「敏感で汚い肌」になって行きます。
角栓が溜まるのはちゃんと洗顔してないからでは決して無い!
医師やコスメカウンターのお姉さん、友人等から「角栓が溜まるのはきちんと洗顔できていないからだ!」という指摘を受けたら、腹の中で「お前は角栓のことを何も分かっていない。」と思いつつ、ニッコリ「そうですね。」と言っておき、過度に気にしないでおきましょう。
確かに、角栓(異物ですよね)がずっと毛穴に留まり続けることは、良い訳が無い。しかし、角栓は洗顔やクレンジング程度で落ちるものではありません。
しっかり洗顔しても、角栓は溜まります。
お化粧を止めても、角栓はなくなりません。
クレンジングをしっかりしても、角栓は溜まります。
だって、その主な原因は汚れが溜まってるからじゃないんだもの。
(でも、落とすべきものはちゃんと落としてね、でも躍起にならないでね)
これは、角栓が柔い人とは、全く理解し合えないポイントだと思うんです。ヤツラの角栓は皮脂の割合が高い訳で、ある程度、油分等を馴染ませることで、その柔らかい角栓が取れやすくなると思います。
「なんで角栓をそのままにしてるの?信じられない!」
と思うヤツはそう思わせておけばいいんです。
角栓の硬柔とターンオーバーの亢進についての結論
ということで、全く根拠のない櫻田の結論ですが。
角栓が固くない=ターンオーバーは亢進していないだろう
(ある程度ピーリング等の、ターンオーバーを促すケアもアリなのでは?)
→刺激をあまり与えず角栓を取り除くことが可能
角栓がマジ固い=ターンオーバーが亢進しているに違いない
(あまり刺激のあるスキンケアは諸刃の剣になりがちなので注意が必要)
→刺激をあまり与えず角栓を取り除くことが難しい
いや、ドヤ顔でそんなこと言われても、ふーんって感じで、結局聞きたいのはこれなんですけど↓
でさ、結局角栓は取っていいの?取っちゃいけないの?
理屈では、
・角栓は取ると肌に刺激となり、角化の亢進をさらに進ませる可能性があるので、無理に取るべきでない。
・角栓の皮脂成分が酸化して肌に刺激となるので、取った方がいい。
角栓が柔らかい人ならできるだけ優しく取った方がいいと思います。
でも、角栓が固い人は、やっぱり取らない方がいいと、最近思っています。
角栓を取ることによる刺激 > 角栓を放置することによる刺激
と感じているからです。
そして、あらゆる刺激は、ターンオーバーの亢進を促進してしまうのだと思います。
根本解決:ターンオーバーの亢進を止めればいいじゃん?
ターンオーバーの亢進(異常)はどうして起きるか・・・その原因は、
「皮脂の不飽和脂肪酸の刺激による角化異常」
が一番大きいと、言われています。結局皮脂です。これは以前も延々と喋ってましたが、その原因を止めるには、
1)皮脂の分泌そのものを止める
アラフォーなのに無尽蔵♪この毛穴油田が悪いのさっ★1
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2)皮脂が不飽和脂肪酸になって肌の角化異常を起こすのを止める
今回IPSAさんの新作コスメはでは、角化異常を止めるのに、グリシルグリシンをアピールされているようです。
グリシルグリシンなんて(櫻田は)焼け石に水だと思いますが、今の所、皮脂の不飽和脂肪酸による刺激に効く、角化異常に着目した成分って、資生堂さんが学会で発表していつだったか数年前にブーム(?)になった、グリシルグリシンしかないのだと思いますが・・
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ナヴィジョンのシリーズは結構お値段高めですが、原材料屋さんで結構お手軽な値段で売っています。お手持ちの化粧水に混ぜて見るのもよいのかもしれません。
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IPSAさんの明日5/1発売新作毛穴コスメをさらっと確認してみたところ、成分的に?と思っていますが、実際購入して確かめてみたいと思います。
顕微鏡画像を掲載してくれたお礼の意味も込めて。4,500円と高いけど。
IPSA:NEWポアスキンケアステップス5/1発売
⾓栓を溶かしだすバームと(ブドウ種子油、サフラワー油)、
角栓の重層化を防ぎ(アミノ酸、オトギリソウエキス)、
⽑穴を引き締めるローション(グリシルグリシン)
の組み合わせで、なめらかな肌へ。
うーん、何も目新しくない!心躍らない!
でも、素人が成分だけで判断するのはもったいない。もしかしたら効くかもしれない←と、人生で何回思って騙されて来たんだろう。
IPSAさん、ちゃんと買うから暴言許してね。もし効いたら、超宣伝するから!
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